每日阅读(11.30):漁船の事故
島尾優(まさる)さんは徳島県阿南市の漁師だった。とてもやさしい人で、漁から疲れて帰っても2人の子とよく遊んだ。5年前の春、沖合で操業中に漁網の巻き取り機に巻き込まれて亡くなった。45歳だった。
岛尾优是德岛县阿南市的一名渔夫。他是个很体贴的人,打渔归来后再累也常跟两个孩子一同玩耍。5年前的春天,他在海上被卷入了正在运行中的渔网绕线机,不幸去世了。当时他才45岁。
そうした父の思い出を書いた長女で高校2年の喜美子さんの手記が「メール 空まで届いてほしい——漁船海難遺児と母の文集」に収められた。事故のとき、喜美子さんは小学5年だった。「とても悲しかった」とつづり、「母はショックのあまり、食べ物がのどを通らないほどだった」と書いた。
他的长女,高中二年级学生喜美子回忆父亲而写下的手记收入了《希望能寄往天国的邮件——渔船海遗孤及母亲的文集》。发生事故时,喜美子才读小学五年级。手记中写到“非常伤心”,“妈妈被打击得太厉害了,之后几乎咽不下什么东西。”
どうやって立ち直ったのですか。母親の抄子(しょうこ)さんに尋ねた。寝込んでいた抄子さんのそばで、喜美子さんが「試練はな、乗り越えてこそ完璧(かんぺき)やろ」と言ったそうだ。そんな難しい言葉をどこで覚えたのか。きっと夫が言わせているのだと思った。
她们又是如何重新振作起来的呢?笔者寻问了喜美子的母亲抄子。喜美子站在卧床不起的抄子身边,说:“这是一场考验,只有战胜它才能达到完美。”她是从哪学来这种晦涩的话?笔者想,定是岛尾先生使她这样说的吧。
文集には、一つ違いの弟の敏之君が風景などを描いた絵も載っている。敏之君は自閉症だ。支えてくれた人たちへの感謝の思いを込めて、これまで作品展を2回開いた。
文集中还登载了喜美子有一点与众不同的弟弟——敏之君所画的风景画等。敏之君患有自闭症。为了表达对一直支撑着自己的人们的感谢,至今他已经召开了两次作品展览。
文集をまとめた漁船海難遺児育英会は1970年に発足した。月に1万1千~5万円の奨学金を幼児から大学生までの約400人に出している。漁船の事故は後を絶たず、毎年200人を超える漁師が海で命を落とす。喜美子さん姉弟も奨学生だ。
汇编文集的渔船海难遗孤育英会是于1970年建立的。育英会给予约400名幼儿到大学生每月1万1千日元到5万日元的奖学金。渔船事故屡屡发生,每年都有超过200名渔夫在海上丧命。喜美子姐弟也是获得奖学金的学生。
島尾さん宅は目の前が船着き場だ。優さんが乗っていた漁船も見える。喜美子さんは「お父さんがいないからこそ、がんばって、夢を一つ一つ実現させていきたい。それが私たちを支えてくれた人への恩返しだと思います」と語る。
岛尾的住宅前方就是码头,还能看到优所乘过的渔船。喜美子说:“正因为父亲不在了,我更要好好努力,希望能将梦想一一实现。我想,这才是我对支撑着我的人们最大的报恩。”
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