きのう広島地裁で開かれた小学１年の木下あいりさん殺害事件の公判で、父親の建一さんが意見陳述した。「無力な子供たちが、これ以上犯罪に遭わない世の中になることを心から願います」

       昨天，广岛地方法院召开的小学一年级学生木下爱利被杀一案的公审中，她的父亲建一陈述道：“我恳切地希望世界不会再将无力的孩子们卷入犯罪事件中。”

　病院で、あいりさんは、目を開けたまま横になっていたという。「娘を見たとき、目の前が真っ暗になり、全身の力が抜けて、地獄に突き落とされた思いでした」

       据报导，爱利眼睛一直睁开着躺在医院中。“看到女儿的时候，我感觉眼前一片漆黑，全身的力气像被抽空了似的，感觉像被人推下了地狱一般。”

　愛らしく、家をにぎやかにしていた７歳の娘の命が突然絶たれるという悲しみは、計り知れない。幼くて、まだ力も弱い子供に対する卑劣な凶行は、憎んでも憎みきれないものがある。

       这个可爱的7岁女孩曾为家里带来不少欢乐，她突然去世的噩耗给家人带来不可计量的悲伤。对幼小孱弱的孩子所犯下的卑劣罪行，实在让人恨之入骨。

　幼い子が殺される事件が、今度は秋田県で起きた。藤里町で下校の途中に行方不明になった小１の米山豪憲君が、遺体で発見された。首に絞められた跡があった。集団下校をしていたが、もうすぐ自宅という辺りで、ひとりになったという。

       这次，在秋田县又发生了杀害幼儿案件。藤田町放学回家路上失踪的小学一年级学生米山豪宪小朋友的遗体被人发现了。他脖子上留有被人勒过的痕迹。据说，米山小朋友放学后本是跟同学一起集体回家的，但快到家时他就一个人走了。

　集団下校でも、最後には、ひとりになる子が出てしまう。そうならないような仕組みが、何とかつくれないものか。地域や家庭によって事情は様々だろうが、「ひとりも、ひとりにはしない」ということが、無力な子供たちが犯罪に遭うのを少しでも減らす手だてになりそうだ。

       就算孩子们集体放学回家，最后也会有人落单。难道就不能采取一些措施避免这种情况的出现吗？各地域与各家庭的情况都有很大不同。但“不让一个人孩子落单”也是一种减少幼小无力的孩子们遭遇犯罪黑手的方法。

　「星になって遠くに行ってしまったから、もう二度と会うことができないんだよ」。５歳になるあいりさんの弟に、建一さんは、そう話したという。「息子は幼稚園などで描く絵に、あいりの星ばかり描いています」。いたいけな地上の星たちが遠くに行ってしまわないように、そして行かせないように、しっかりと手をつなぎたい。

      建一对爱利5岁的弟弟说：“姐姐已经化作了星星，去了很远很远的地方，我们再也看不到她了。”“儿子在幼儿园里画的画上，全是爱利的星星。”为了让地上可爱的星星们不再远行，也不能让它们再远行，希望我们能携手合作，好好保护孩子们。