每日阅读(12.28):利益拡大
電子メールのように印字されたものではない。細かい筆遣いまで見える文面が、どこか新鮮だ。ライブドア前社長・堀江貴文被告の自筆だという文書のコピーを見た。
笔者看到了被告人Livedoor前任社长堀江贵文亲笔文书的复印件。不像电子邮件那样打印出来的字,从文面都能看到细微的用笔,总感觉有点新鲜。
月日がゆっくりと過ぎる拘置所での生活が「これまでの人生を振り返る良い機会になりました」とある。そして「今まで生き急いできたかなとも思うようになりました」。以前は「人の心はお金で買える」と述べていたが、心境の変化なのか。
堀江前任社长写到悠闲度日的拘留所生活也“是个回顾下迄今为止的人生的好机会”。然后又提到“开始觉得到现在的生活可能过得太急躁了。”他曾说过“钱能买下人心”,现在算是心境发生变化了吗?
起訴事実の否認など、自己主張もしている。以前の目標は「株の時価総額世界一」だったはずだが、文書では「時価総額経営」をしていたつもりはないと述べる。株式会社である以上は利益拡大をめざすべきで、その考えは、事件の前後で変わっていないという。
当然他也申辩否认了起诉的事实。他曾经应该是以“股份时价总额达世界第一”为目标,但文书上写到,他并没有打算进行“时价总额经营”。据说,在事件发生的前后,他都一直认为股份公司就应该以追求更大利益为目标。
ライブドアに限らず、利益拡大をめざすのが企業一般だとしても、その度はずれた追求が世の中を激しく揺さぶってきたという面は見逃せない。バブル経済や、はじけた後の不況によるリストラなどで、家計は痛めつけられた。多重債務者や、経済的な理由による自殺も増え、幾つもの偽装問題が起きている。
不止Livedoor,就算企业一般都要追求更大的利益,但也要注意到,一次落空的追求有可能让世界局势动荡不安。泡沫经济及因泡沫破裂后的不景气而造成的再度调整,给家庭收入带来严重打击。负有多重债务和因为经济原因而自杀的人也增加了,同时还发生了好几起伪造事件。
ドイツの作家ミヒャエル・エンデは「モモ」「はてしない物語」などで日本でも親しまれた。幻想的な作風の中には、文明批判が込められている。
德国作家米切尔·恩德的《桃》《无尽的物语》等作品都熟为日本人所知,幻想风格的作品中包含有文明批判的思想在内。
経済と金融システムを、がんに見立てたこともある。「つまり、それは生きつづけるために、常に成長し増殖しなければならないのだ」(『エンデのメモ箱』岩波書店)。利益拡大という果てしない成長にせかされて、生き急ぐ。現代人への、悲痛な警告だ。
其中将经济与金融系统比作癌症。“也就是说,为了继续生存下去,不得不一直发展增殖。”(《恩德的笔记盒》岩波书店)为了扩大利益这一永无止境的发展,人们被催促着急躁地生活。这是给现代人的一个悲痛的警告。
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