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每日阅读(12.3):共謀罪

时间:2008-12-03 09:55:58  来源:本站原创  作者:Echo

ある時、ネズミたちが集まって、猫の攻撃から身を守る手だてを相談する。このイソップの物語では、猫に鈴を付ける案に「誰が付けに行くのか」という厳しい現実が立ちはだかる。

       老鼠们曾聚集在一起商量保护自己不被猫攻击的方法。在这则伊索寓言中,有老鼠提出给猫戴上铃铛的方案,但这也面临着一个严峻的现实,“谁给猫去戴上?”。

 

 相談だけで物語は終わり、ネズミたちの暮らしも、おそらくは元に戻った。しかし、もし今日本の国会に出ている「共謀罪」があの世界にあったならどうか。ネズミたちは、猫への「営業妨害」の共謀で摘発されたかも知れない。

       故事在商谈中结束了,老鼠们的生活恐怕还是没有发生改变。但如果那个世界里有着如今日本国会所提出的“共谋罪”将会怎么样?可能会有人揭发老鼠们有共谋“妨害”猫的“营业”之嫌疑吧。

 

 犯罪の実行を話し合っただけで罪となる「共謀罪」の新設を盛り込んだ組織的犯罪処罰法などの改正案の審議が、衆院でまた始まる運びだという。改正の本来の目的は、国際的なテロ組織やマフィアによる犯罪の未然の防止だ。

       据报导,众议院再次开始审议组织性犯罪处罚法的修正案,其中加入了新设的条例,规定只要商量了实行犯罪活动就将定罪为“共谋罪”。修正的最初目的是为了防范国际性恐怖组织和黑手党的犯罪活动于未然。

 

 国連での条約採択を機に、批准に向けて国内法を整備しようと、政府は03年に改正案を国会に出した。しかし市民団体などが、一般の人や団体にまで適用されかねないと強く反発した。2度廃案になり、今度が3度目だ。

       政府曾于03年借联合国采纳了该条约为契机向国会提交了修正案,欲要整顿国家法案。但是市民团体等组织提出强烈抗议,称该条例可能将应用于一般人和团体。该法案曾两次废案,如今是第三次提出了。

 

 「『冗談のつもりだった』は通じない」。そんな題の冊子を京都弁護士会が作った。共謀罪が適用される恐れのある例を、漫画で示している。税理士事務所で、会社の社長が言う。「先生、法人税なんとかならんかな。経費の水増しとか」「まあまあ社長、私の方で出来ること考えますよ。ハハハ」。こんな談笑でも罪に問われる可能性があると指摘する。

みず‐まし〔みづ‐〕【水増し】

1 水を加えて分量をふやすこと。「―して徳利の数を増やす」

2 見かけの数や量をふやすこと。「定員を―して経費を計上する」「―予算」

       京都律师协会制作了题为“‘我只是想开个玩笑而已’可说不通”的小册子。其中用漫画揭示了有共谋罪之嫌疑的例子。税务代理事务所中,一名公司社长说:“您能不能想必法让法人税再少点。比如说虚报经费之类的。”“社长,我会想办法尽可能去做的,哈哈哈。”小册子中指出,这种谈笑的话也可能会被问罪。

 

 国会での審議は具体的に、そして慎重にすべきだろう。社会の安全の確保が大事なことは、言うまでもない。しかし、人々の冗談や相談が摘発されかねない世の中では困る。

       国会的审议应该具体地、慎重地进行。确保社会安全的重要性自不待言,但如果连人们的玩笑和口头商谈都有可能被摘发出来,在这种社会中生存将让人很困惑。

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