每日阅读(12.11):きょうだいの会
いずれは弟の親代わりにならなければいけない。増田美登(みと)さん(41)は、ごく自然にそう考えていた。六つ違いの弟はダウン症だ。
增田美登女士(41岁)很自然地想,总有一天自己得成为弟弟的抚养人,比她小六岁的弟弟患有唐氏综合症。
勤めていた外資系の証券会社が大阪から撤退する時、東京に移るか、会社をやめるかを迫られた。生まれ育った大阪が好きだったが、それ以上に、弟を残しては行けなかった。弟の面倒を見るには福祉を勉強しておいた方がいい。そう考え、大学に入り直して、2年間勉強した。
增田女士所工作的外资证券公司从大阪撤离时,她面临是搬迁到东京还是辞去工作的难题。她喜欢自己从小到大生活的大阪,而且决不能将弟弟一个人留下。增田女士想,为了照顾弟弟,还是去学习福利比较好。于是她重新进了大学,学习了两年时间。
そのころ、知ったのが「全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会」だ。略称を「きょうだいの会」といい、きょうだいに障害者がいる人たちが集まり、悩みや困っていることを語り合っている。増田さんは「悩みがあったわけではないのですが、同じ立場の人たちといると、心が軽くなった」と語る。
此时,她知道了“与全国残疾人共同前进的兄弟姐妹会”。可以略称为“兄弟会”。身边有残疾人兄弟姐妹的人们聚集在一起,互相倾诉自己的苦恼与困惑。增田女士说:“也并不是有什么苦恼,不过处境相同的人在一起心会放轻松些。”
きょうだいの会が発足したのは1963年だ。年に1度の全国総会が先月開かれた。会長を務める田部井恒雄さん(58)は、昨年亡くなった四つ下の弟が知的障害者だった。「きょうだいは親とは違います。それぞれが自立して暮らしながら、心を通わせ合うのがお互いのためにいい」と話す。
兄弟会成立于1963年。上个月召开了每年一次的全国大会。会长田部井恒雄先生(58岁)有一个比他小四岁的智障弟弟,去年去世了。他说:“兄弟姐妹与父母不同。在各自独立生活的同时沟通心灵对双方都好。”
増田さんは4年前、埼玉で介護の仕事を見つけ、引っ越した。きょうだいの会の考え方に刺激されたところへ、「大阪以外でも仕事を探すやろ」と姉が背中を押してくれた。今は結婚して東京に住む。
4年前,增田女士在琦玉找到一份护理工作,搬家到了那边。受兄弟会见解的影响,姐姐也趁热劝她“去大阪之外的地方找工作吧”。如今她结婚了,住在东京。
弟は両親と一緒に暮らし、作業所に通っている。増田さんが将来の希望を聞くと、「一人暮らしをしたい」という答えが返ってきた。なんとか夢をかなえさせてあげたい、と増田さんは思っている。
弟弟则和父母在一起生活,同时也在工场工作。当增田女士问到弟弟将来的希想时,他回答说:“想一个人生活。”增田女士无论如何都希望让他实现自己的心愿。
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