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每日阅读(1.9):金を『偏愛』すること

时间:2009-01-09 01:11:16  来源:本站原创  作者:Echo

捜査機関への出頭を覚悟した人の姿を、何度か見たことがある。口達者な人も、逮捕される時が近づくとだまりがちになった。昨日の、村上ファンドの村上世彰代表の場合は違っていた。

しゅっ‐とう【出頭】

1 本人がその場所、特に役所・警察などに出向くこと。「裁判所に―する」

2 他よりぬきんでること。特に、寵愛を受けて立身出世すること。また、その人。

「主君の気に入りて、知行をとり―しけるほどに」〈仮・浮世物語・一〉

3 政務の要職にあること。また、その人。

「鎌倉殿の―を鼻にかけ」〈浄・盛衰記〉

       笔者曾几次看到对于押送往检察机关已经做好心理准备的人。平日能说善辩者在快要被逮捕时也变得缄默不语了。然而昨天,村上基金的村上世彰代表则完全不同。

 

 とうとうと謝罪した、とでも言えばいいのだろうか。東京地検に逮捕される前の記者会見の映像では、弁舌の巧みさは以前とあまり違わなかった。

       能说他是在一个劲地谢罪吗?在被东京地检局逮捕前,他在召开的记者招待会的录像中仍和以前一样口若悬河滔滔不绝。

 

 ニッポン放送株の売買を巡るライブドアとのやりとりにインサイダー取引があったという容疑を認めたが、「もうけようと思ったのではない」と述べた。残念ながら、にわかには信じがたい。自らを「証券取引市場のプロ中のプロ」と呼びながら、インサイダー情報は取りに行ったのではなく「聞いちゃった」と、素人であるかのように語る。罪の意識をどこまで持っているのだろう。

       村上代表已承认了关于日本放送股票交易一事中他与活力门私下交易的嫌疑。但他重申道:“我并不是预谋想这样做的。”实在抱歉,一时间还是很难置信。自称为“证券交易市场专业人士中的专业人士”,却又说自己不是去取内部情报而是“不小心听到了”,简直把自己说成了外行一样。他到底认识到了多少罪过?

 

 会見でやや気になったのは、これまで関連した企業の名を語る時の口ぶりだ。常に金を運用する対象と見ているせいか、株券という紙に印された社名を記号のように口にする印象を受けた。企業を形作る生身の人々やその家族への思いが株券より薄いように見受けられたが、思い過ごしだろうか。

       村上代表在记者见面会上提到至今为止的相关企业的名称时,那语气总让人有点放心不下。或是因为一直把他们看成运用金钱的对象,感觉村上代表提到股票上所印刷的社名时跟说个符号一样。也不知是否笔者多心了,看起来比起构成企业的人们及其家庭,他更关心的是股票。

 

 「西国立志編」として明治初期に翻訳され、青年たちを鼓舞激励した英国の著述家スマイルズの『セルフヘルプ』に、こんな一節がある。「諸悪の根源は金それ自体にあるのではなく、金を『偏愛』することにある」(下谷和幸訳・野間教育研究所)。

       英国著作家Smiles的《セルフヘルプ》在明治初期被翻译为《西国立志编》,它一直鼓舞激励着青年们,该书中有着这么一节:“诸恶的根源并非是金钱本身,而是对金钱的‘偏爱’。”(下谷和幸译·野间教育研究所)

 

 村上ファンドもライブドアも東京の六本木ヒルズに陣取っていた。丘にそびえる「立志伝の塔」にまた一つ暗雲がかかった。

       村上基金和活力门都位于东京六本木山。耸立于山岗上的“立志传之塔”上又多了一片乌云。

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