每日阅读(1.24):サッカー王国
実に厳しいことになった。サッカーのワールドカップで、日本はクロアチアに善戦したが、勝てなかった。仮にブラジルに勝ったとしても、決勝トーナメントに出るには難しい条件がつく。
ぜん‐せん【善戦】
[名](スル)力を尽くしてよく戦い抜くこと。多く、力の弱いほう、負けたほうの戦いぶりにいう。「―したが力及ばず敗れる」
世界杯足球赛上,日本拼赴全力与克罗地亚对阵,但终究没能取胜。就算赢了巴西队,想从淘汰赛中出线也需要很难的条件。真是甚为残酷的事情。
ブラジルは、第1回大会からすべての大会に出場している唯一の国だ。優勝5回は最多で、最近の3大会は、いずれも決勝に進出した。
巴西是唯一一个从第一届世界杯起参加过所有届世界杯的国家。巴西队获得过五次世界杯冠军,名列世界前茅。最近三届大赛中都打入了决赛。
リオデジャネイロのマラカナン競技場は、世界最大級のスタジアムだ。1950年に行われたブラジル大会当時は、20万人を収容したといわれる。試合のない日もスタジアム見物に来る、世界中からの観光客を相手にした私設ガイドがいた。スタジアムの建設工事に雇われ、そのままスタジアムにいついてしまったという。
里约热内卢的马拉卡纳球场是世界最大规模的体育场。据称,1950年在此举行的巴西世界杯共容纳了20万观众。没有比赛时,也有私人导游带领世界各地赶来的游客们参观体育场。据说他们受雇于体育场建设工程,平时就居住在体育场附近。
50年大会で、このスタジアムで、いかにブラジルがウルグアイに敗れたかという大番狂わせを、実況中継風にとうとうと語る。ブラジルにとって勝利はニュースではなく、敗北は何十年も語り継がれるニュースだからだそうだ。
50年世界杯大赛中,现场直播滔滔不绝地报导极不正常之事——乌拉圭队是如何在这座体育馆中战败巴西队的。因为对巴西队来说胜利并非什么新闻,战败才是数十年间让人津津乐道的新闻。
このサッカー王国は、日本とは地球の反対側同士だが、ブラジル移民には100年近い歴史がある。作家・石川達三は、自ら移民船でブラジルに渡った体験をもとに小説「蒼氓(そうぼう)」を著し、第1回の芥川賞を受けた。
巴西这一足球王国与日本分别位于地球的两面,它已有近100年的移民历史。作家石川达三曾以自己坐移民船渡往巴西的经历为蓝本,著有小说《苍氓》,获第一届芥川奖。
石川が渡航した30年に隣国ウルグアイで開かれたのが、ブラジルも出場したワールドカップの第1回大会だった。歴史的にも、日本とは異なる大きな蓄積がある。しかしブラジル人もまた、同じ人間には違いない。「望みなきに非(あら)ず」。石川のこんな小説の題を思い起こしつつ、いい試合をと念じた。
石川出航的1930年,巴西出场了在邻国乌拉圭召开的第一届世界杯足球赛。在历史上也与日本不同,巴西队已有长时间的经验积累。然而巴西人也同样是人。“不可丧失希望”。笔者想起石川的这部小说,不由在心中祈愿打出一场精彩的比赛。
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