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每日阅读(2.4):帰国子女

时间:2009-02-04 12:31:47  来源:本站原创  作者:Echo

30年以上前のことだが、通っていた中学校に米国から日本人の女生徒が転校してきた。英語はもちろん完璧(かんぺき)で、2カ国語を滑らかに話すバイリンガルに会ったのは、初めてだった。

       30多年前,笔者所上的初中转来了一名从美国过来的日本女学生。英语自然说得很棒,这还是笔者第一次碰到能流利使用两国语言的双语人材。

 

 「これが本場の英語か」と驚いた。ところが、休み時間になると、その子が1人の同級生に「○○ちゃん、久しぶりね」と話しかけている。2人は数年前、米東部の日本語補習校で同窓だったという。

       当时很是吃惊地想:“这才是地道的英语吗?”然而在休息时间,这名学生向另一个同年级学生打招呼说:“XX,好久不见啊。”据说数年前,两人在美国东部一所日语补习学校中曾是同学。

 

 だが、もう1人の子は米国帰りの経験はおくびにも出さず、英語の時間にはわざとカタカナ発音で読んでいた。同質性を重んじる日本社会では目立ってはいけないという処世術だったのかもしれない。

おくびにも出さない 

物事を深く隠して、決して口に出さず、それらしいようすも見せない。おくびにも見せない。「自分の苦労など―ない」

       然而,那名学生丝毫没有提过自己的留美经历,英语课上也故意发生片假名读音。或许是一种处世方法,在注重同一性质的日本社会绝不可过于引人注目。

 

 帰国子女が増えた今は、どうだろう。バイリンガルは、英語と日本語を自由に行き来できると思われがちだ。幼児英語ブームや、小学校から英語を教えるのも、バイリンガルへのあこがれが背景にあるからではないか。だが、そんな単純な話ではないようだ。

       归国子女剧增的如今又将如何?人们总认为双语人材就能应用自如地使用英日双语。幼儿英语潮及从小学开始教英语都是基于对双语人材的向往之上吧。然而,事情似乎并没有这么简单。

 

 英語学習者向けの週刊紙「朝日ウイークリー」(6月25日号)が彼らのホンネを座談会で特集している。自分がどちらの国の人間なのかアイデンティティーに迷う。英語では明るくオープンなのに、日本語では別人格になる。帰国子女は日本の会社では使えない、という先入観にも直面する。悩みは尽きない。

アイデンティティー【identity】

1 自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること。主体性。自己同一性。「―の喪失」

2 本人にまちがいないこと。また、身分証明。

       面向英语学习者的周报《朝日周报》(6月25日号)上以座谈会的形式专题报导了他们的真心话。他们内心对于自己的身份很困惑,不清楚自己到底是哪个国家的人。说英语时人非常开朗坦率,但说日语时就成了另一种人格。此外他们还要面对先入为主的观念,认为归国子女在日本公司里派不上什么用处。烦恼多不胜数。

 

 しかし、複数の言語と文化に触れた経験から、「たぶんどの国に行っても、その国を理解しようという許容範囲が広いと思う」(英字紙記者)という面もある。外国語の能力よりも、そうした心の柔軟さこそ、彼らから学ぶべき点かもしれない。

       然而从另一方面来说,因为有过接触多种语言和文化的经验,“我想大概他们无论去哪个国家,都会试着去理解该国,包容性很广。”(英语版记者)。比起外语能力,我们更应该向他们学习这种心灵的柔和宽广。

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