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每日阅读(2.14):人生とは旅

时间:2009-02-14 08:29:47  来源:本站原创  作者:Echo

「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」。芭蕉の「おくのほそ道」の冒頭だ。この「月日は永遠の旅人……」の一節からは、月日の上を歩む人もまた旅人かといった連想も浮かんでくる。

       芭蕉的《奥州小道》开头写道:“日月乃百代之过客,岁月流年亦若旅人。”看到这段吟咏着“日月即为永远的旅人……”,笔者不由联想到,漫步光阴者亦如旅人一般。

 

 「人生とは旅であり、旅とは人生である」。サッカーの日本代表、中田英寿選手の「引退宣言」の見出しに、そんな文言があった。29歳の青年と、「人生とは旅……」との取り合わせに、面白みを覚えた。

       日本足球代表中田英寿选手“引退宣言”的标题上写道:“人生即为行旅,行旅即为人生。”29岁的青年写出“人生即为行旅”这种文字,颇觉有趣。

 

 確かに、サッカーの世界では、多くの旅を重ねてきた。国内にとどまらず、外国に進出した。日本選手のさきがけのひとりで、時代のフォワードだった。

フォワード【forward】

ラグビー・サッカー・ホッケーなどで、最前部に位置し、主に攻撃を受け持つプレーヤー。前衛。バックス。

       确然,中田英寿选手在足球的世界里多次踏上了旅程。他的旅途不仅限于国内,还进入了国外赛场。他曾是日本队先驱之一,亦是时代的先锋。

 

 ゲームでの働きも、その風貌(ふうぼう)にも、独特の存在感があった。何かに噛(か)み付いてゆく、たけだけしさを備えていた。その姿が見られなくなることには、一抹の寂しさがある。しかし「中田英寿の旅」は、まだこれからも続く。

たけだけ‐し・い【猛猛しい】

1 勇ましくて強そうである。「―・い武将」

2 ずうずうしい。ずぶとい。「盗人(ぬすっと)―・い」

       无论是比赛中活跃,还是那飒爽的风姿,中田英寿都给人一种独特的存在感。他像是咬住什么不放一般,勇猛无畏。想到以后将看不到他的英姿勃发了,笔者心里隐隐掠过一丝寂廖。然而“中田英寿之旅”今后仍将继续。

 

 歌集「独り歌へる」に、「私は常に思つて居る、人生は旅である」と記したのは、若山牧水だった。サッカーとは懸け離れた世界に住んだが、やはり、独特の働きと風貌とを備えていた。牧水は続ける。「我等は忽然として無窮より生れ、忽然として無窮のおくに往つてしまふ、その間の一歩々々の歩みは実にその時のみの一歩々々で、一度往いては再びかへらない」

       若山牧水在歌集《独吟》中吟诵道:“我常想,人生即为旅途”。他与足球处于完全绝缘的世界,但也同样拥有独特的功绩与风采。牧水继续写道:“吾等兀然出生于永恒,转瞬间又再次步入永恒。其间所走过的每一步都只是当时独一无二的一步,行过的旅途无法重来。”

 

 月日は永遠であり、途絶えることがない。人の方は、世代というもので連綿と連なっているが、ひとりの人間にとっては、一度行き着けば繰り返しは無い。その一度だけの、いわば片道の旅の重さや悲哀や妙味を、改めてかみしめた。

       光阴永继无断绝。人类世世代代连绵不断地繁衍,然而对于一个单独的人来说,走过的旅程便永远不可能再来了。笔者再次体会到这仅有一次的单程之旅中,隐含了多少沉重,悲哀与妙趣。

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