每日阅读(2.24):昭和天皇
「あの戦を境にして、『神と人間』『君主と象徴』という対極の生を生きられた天皇が、長い戦争と平和とに隈(くま)どられた昭和という時代を引き連れて、永遠の眠りに就かれた」。89年1月7日、昭和天皇の逝去の報を受けて、本紙の社会面に、そう書いた。
89年1月7日,接到昭和天皇逝世的消息后,本报社会版报导道:“以那场战争为转折点,天皇经历了‘神与人’、‘君主与象征’这两种极端的生活。如今他引领着昭和,那个长年沐浴于战争、最终回归和平的时代永眠于世。”
その前年の4月の日付で、昭和天皇が、靖国神社にA級戦犯が合祀(ごうし)されたことに不快感を示した発言のメモが残されていた。当時の宮内庁長官が記していたというメモには、肉声を聞くかのような臨場感がある。
昭和天皇对靖国神社供奉甲级战犯表示不满的发言记录存留了下来,上面日期署为88年4月。看到当时宫内厅长官所留下的记录,仿佛身临其境般听到了天皇本人的声音。
「今の宮司がどう考えたのか 易々(やすやす)と」「親の心子知らず」「それが私の心だ」。合祀への不快感については、過去にも側近が証言している。メモはそれを裏付けるもので、歴史を変えるというほどではないものの、大きな発見だ。
“现在的靖国神社神官究竟怎么想的,真难揣测到他的心意”,“孩儿不解父母心”,“这是我的心愿。”在天皇左右工作的人也曾证明过天皇对供奉战犯一事不满。记录更证实了这点,尽管还不至于改写历史,但这是一大重要发现。
気をつけたいのは、このメモの扱い方だ。冒頭の社会面の記事にも記したように、昭和天皇は、あの戦争の前と後とでは対極的な存在となった。ひとつながりの生でありながら、歴史はそういう軌跡を描かせた。
笔者想注意的是将如何利用这份记录。正如本文开头提到的社会版报导里所写的,昭和天皇在那场战争的前后成为了两个极端化的存在。尽管他过的是一脉相承的生活,但历史将他的人生轨迹描绘成了那样。
この、昭和の歴史と特別なかかわりをした天皇の全体像というものには、途方もない幅と奥行きがあるだろう。宮内庁長官を介して間接的にもたらされた幾つかの言葉から、その像が一気にくっきりと見えてくるものではあるまい。
天皇的全貌与昭和历史具有特殊的关系,想必其定是深不可测的。仅从天皇通过宫内厅长官间接地表达的几句言辞中,尚不能一下子就将其全貌看清楚。
メモは一つの史料として冷静に受け止めたい。政治などの場で過大に扱うのも控えた方がいい。もっと大きく、昭和の歴史と向き合ったり、あの悲惨な戦争を考えたりする時の手がかりにしたい。戦争で隈どられる時代が二度と来ることがないように。
希望社会各界能将记录作为史籍资料,冷静来认识它。最好不要在政治等方面将其影响过于夸大。希望从更广泛的角度地出发,将它作为面对昭和历史,思索那场悲惨的战争时的一份参考。愿战火纷飞的时代不会再次降临。
- 相关热词搜索: 每日阅读
- 上一篇:每日词汇(2.24):てじゅん(手順)做事情的顺序
- 下一篇:每日词组(2.24):鼻を折る=让步
相关阅读
- 每日阅读(3.20):万里の長城03-29
- 每日阅读(3.21):和解03-29
- 每日阅读(3.22):梵帝冈...03-29
- 每日阅读(3.23):現代風の大厦高楼03-29
- 每日阅读(3.24):小泉首相はジャカルタで演説した03-29
- 每日阅读(3.25):血液型診断03-29