每日阅读(2.26):国立の戦争博物館
多くの国には国立の戦争博物館というものがある。その国が戦争をどう振り返っているかを知るには格好の素材だ。フランスはナポレオンの栄光を賛美し、韓国は朝鮮戦争の記憶が生々しい。
很多国家都设有国立战争博物馆,这是用于了解该国如何回顾战争的极好材料。法国赞美拿破仑的辉煌战纪,韩国则对朝鲜战争记忆犹新。
その中でも、90年近い歴史を持つロンドンの帝国戦争博物館は、展示の幅広さで圧巻だ。戦闘機や戦車の実物から戦争の原因、戦時下の市民生活まで、様々な角度から戦争というものの全体像を示そうとしている。
其中,拥有近90年历史的伦敦帝国战争博物馆最引人注目的是其展品的范围之广泛。从战斗机、战车等实物到战争的原因、战争中市民的生活,该博物馆欲从多角度展示战争的全貌。
四半世紀前に初めて訪れた時、日本がロシアのバルチック艦隊を破った日本海海戦(1905年)が図入りで展示してあった。「トラファルガー以来最も偉大な海戦」と説明にあった。かつての敵国なのにずいぶんフェアな扱いだと感心したり、いや当時は日英同盟があったから同盟国なのだと合点したりしたものだ。
25年前,笔者初次造访该博物馆时,馆内附图展出了日本大败俄国波罗的海舰队的日本海海战(1905年)一役,并说明它是“特拉法加以来最伟大的海战”。当时笔者还感慨道,曾为敌国的英国对待战争的态度还是挺公正的嘛,但转念一想,不对,当时两国结成了日英同盟,所以已经是同盟国了。
第二次世界大戦終結50周年には、その展示が消えていた。日本軍の捕虜になった英軍兵士の過酷な運命をこれでもかと訴えるコーナーがあった。消え行く老兵をたたえるムードで英国中が包まれていた頃だ。
第二次世界大战结束50周年时,该展品也被撤下了。那会儿英国上下都沉浸于表彰业已离人们远去的老兵的气氛中,有一专展柜用于控诉被日军捕获的军国士兵所受到的残酷遭遇。
今年、久しぶりに訪れて目を引いたのは、戦争犯罪の常設展である。民衆が大量虐殺された旧ユーゴやルワンダなどの記録映像を上映していた。展示を通じて、その時代時代の関心や戦争をめぐる論争が浮かび上がる。
今年,笔者来到久违的博物馆内,一眼就被战争犯罪的常设展台吸引住了。那儿正在上映原南斯拉夫和卢旺达大量民众惨遭虐杀的记录片。通过该展览,笔者不由浮想起各个时代的关注焦点以及围绕战争的争论。
英国が、次の世代にどんな歴史観を伝えようとしているかもよく分かる。熱心に見学する子供たちを見ながら、日本に国立の戦争博物館がないことの意味を考えた。歴史の中で戦争をどう位置づけるのか。その答えが出ていないということだろう。
英国想传授给后代怎样的历史观已是一目了然的事情了。笔者看着热情参观博物馆的孩子们,不由考虑到日本不设立国立战争博物馆是出于怎样的用意。想必是尚未得出将战争置于历史中什么地位的答案来吧。
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