《伯爵与妖精》卷三第二章舞会上的骚动2.11
「違うわ、いつでもあなたは、いちばん注目されていたいの」
「不是的,你只是希望自己无论何时都是最引人注目的人。」
「気がかりはそれだけじゃない。ポールはいかにもきみが好みそうなタイプだ。平凡な容姿、平凡な印象、平凡な存在感。人のよさそうなところだけが取(と)り柄(え)。世渡りがへたで女の子にもいまいちモテない、どこか間が抜けてても正直に生きていて、そのうえ画家としての夢を追い求めている。夢を追う男、ああどういうわけか、女の子はそういうのに弱いんだ。貧乏で苦労しても支え合って慎(つつ)ましく暮らして、彼の夢をかなえてあげたい、とかいうのがきみの理想だろ?」
「我在意的不止那些,波尔的确也是你会喜欢上的那种类型,他相貌平凡、感觉普通、又不显眼,唯有个性亲切算是优点,是位不断追求梦想的画家。唉~~不知道为什么女孩对这种男人特别没有抵抗力,即使必须穷困地讨生活,却让人想要和他相互扶持过着简朴的日子、帮助他完成梦想,这不正是你的理想吗?」
「勝手に決めないで。ていうか、人のことめちゃくちゃに言い過ぎよ」
「你不要自己妄下定论。话说回来,把人家形容得一文不值也太过分了吧。」
「でもね、リディア、芸術家ってのは純粋に見えて偏屈(へんくつ)が多いんだよ。苦労させられるよ」
「可是啊,莉迪雅,艺术家看来单纯,但其实有很多怪癖哟,会让你尝尽苦头的。」
「彼とは会ったばかりよ、そんなんじゃないの。それにエドガー、恋におちるかどうかは条件じゃないと思うわ」
「我才刚认识他,根本还不到那种关系,而且爱德格,我认为喜欢上一个人不需要什么条件。」
「知ってる、恋は理屈でするものじゃない。だから今、僕はとても不安だ。今夜はずっと、きみがポールと楽しそうにしてるのを見たときから胸騒ぎがして落ち着かない。妖精が現れて、さらに動揺してる。この不安な気持ちは、恋じゃないのかな」
「我明白,因为爱情是没有道理可循的,所以我现在感到非常不安,看到你整晚和波尔有说有笑,让我的心里老是七上八下、静不下来,之后还出现了妖精动摇了我的信心,这种不安难道不是恋爱吗?」
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間が抜ける「まがぬける」1.(在音乐中等)走调。不合拍。2. 愚蠢。糊涂。疏忽。
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