《伯爵与妖精》卷三第三章绯月、白月3.10
「そうなのか? あの、〝月〟を横取りしやがった奴か?」
「是这样吗?是那个夺走『月亮』的家伙啊?」
横取りって、あなたが間違ってはめたんでしょうに。
夺走?是你不小心将戒指套在他手上吧。
「エドガー、いいかげんなこと言わないで」
「爱德格,不要再胡说八道了。」
「きみが彼を好きになるなら、潔(いさぎよ)く身を引くよ。せめて嫌われたくないからね」
「如果你喜欢他的话我会毫不犹豫地退出,不过我希望你至少别讨厌我。」
そんなふうに言われてしまうと、リディアは反論できなくなった。
被他这么一说莉迪雅变得无法辩驳。
違うと強く言えば、エドガーに対し誤解を解こうと必死になっているみたいではないか。
如果极力辩解的话,不就变成她拼命地在向爱德格解释误会吗?
彼が誤解していようと、おもしろ半分の口説き攻勢をやめてくれるなら願ったりのはずだ。
不过只要他能停止半开玩笑的追求攻势,就算变成误会也好。
そうよ。ポールはとてもいい人だし、本当に好きにならないとも限らない。
没错,波尔是个大好人,所以自己也有可能喜欢上他。
けれどなぜか、妬(や)いてくれないんだ、とリディアは落胆(らくたん)を感じている。
但是,为什么他不再嫉妒了呢?莉迪雅感到有点失落。
エドガーの口説き攻撃がないのは物足りないような……。
如果少了爱德格的追求攻势,生活似乎就像缺少了什么......
てか、そんなはずないじゃない。ちょっと拍子抜けしただけで。
不,才没这回事!自己只不过是有点松懈罢了。
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