《伯爵与妖精》卷三第三章绯月、白月3.11
あせって自分に言いわけしながら、リディアは急に気がついた。
着急地替自己找理由的同时,莉迪雅才突然注意到这件事。
エドガーは、リディアにではなく、ポールに嫌われたくないのではないのか。ケルピーとリディアを取り合う嫌味の応酬(おうしゅう)も、彼にとっては言葉のやりとりを楽しむ遊び。でもポールとは、そんなゲームをするつもりはないということ。
爱德格该不会是不想被波尔讨厌吧?与格鲁比争夺莉迪雅时,那些冷嘲热讽的攻防对他而言是在享受耍嘴皮子的乐趣,可是,他却不打算跟波尔玩那种游戏。
本気でリディアを取り合うつもりなんかないのに、ポールを不愉快(ふゆかい)にする必要はない。
因为他不是真心喜欢自己,所以也没有必要造成波尔的不愉快。
力が抜けて、リディアは椅子(いす)の背に寄りかかった。
莉迪雅无力地靠在椅背上。
ま、そんなものよね。
算了,反正就是这么一回事吧。
エドガーの口説き文句が本気じゃないのは、最初からわかっていたことだ。
打从一开始她就明白爱德格的甜言蜜语并非真心话。
「なんだ、あんたべつに、リディアが好きだってわけじゃないのか」
「搞什么呀,原来你不喜欢莉迪雅啊。」
能天気(のうてんき)にもケルピーは、リディアの脱力感に追い討ちをかける。だから彼女は、エドガーが静かに不機嫌を蓄積していることには気づかなかった。
格鲁比粗心的发言让莉迪雅更加无力,因此,她并没有发现看似平静的爱德格心情其实越来越差。
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取り合う「とりあう」五段他动词。1. 牵手。互相拉着手。2. 争夺。夺取。互争。3. 理睬。搭理。
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