《伯爵与妖精》卷三第五章射手放箭5.7
「解毒剤(げどくざい)をくれ、この人はプリンスの手先なんかじゃない!」
「给我解药,这个人不是王子的爪牙。!」
「何を言い出すんだよ。あんた、裏切る気かい?」
「你在说什么,难不成你想背叛组织吗?」
警戒するような目をポールに向けると、家政婦はきびすを返す。とにかくさっさと仲間を呼んでくるつもりなのだ。
侍女充满戒心地看着波尔,接着转身往回走,看来她似乎打算立即呼唤同伴过来。
思わずポールは、彼女の肩をつかんでいた。
波尔反射性地抓住了她的肩膀。
結社でおぼえた基本的な護身術、とはいえある意味暴力を、女性に対して使ったのは、ポールにとってはじめてで恥(は)ずべきことだったが、ほかに方法がない。
他使出了在组织里学过的基本防身术,虽然初次对女性使用近似于暴力的招数令他感到可耻,可是已经别无他法。
気絶させた女の持ち物を探ったが、解毒剤らしきものはなかった。
他搜查了一下被弄晕的女子随身携带的物品,并没有发现类似解药的东西。
医者を呼ぶ? そんなことをしたら、結社の存亡にかかわる。父もその一員だった〝朱い月〟は、これまでポールを守ってくれたし、父の仇(かたき)と戦うために、同志となると誓ったのだ。
要叫医生吗?但是一旦这么做的话,势必会影响到组织的存亡,父亲也曾是『绯月』的成员之一,他们守护波尔至今,而波尔也为了报杀父之仇发誓成为他们的同志。
どうしていいかわからずに、彼はその場に座り込んだ。
不知该怎么办才好的他当场瘫坐在地上。
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