《伯爵与妖精》卷七告诉我眼泪的秘密第一章分开后才明白1.1
文机(デスク)を離れて窓辺に歩み寄り、くもったガラスを指先でこする。
莉迪雅离开书桌走近窗边,用手指擦拭蒙上一层雾气的玻璃。
灰色の雲が低くたれ込めた外は、午後も早いうちから日暮れの気配(けはい)だ。
窗外是沉重的铅灰色天空,时间不过才下午,就令人有种已近黄昏的错觉。
外気を受けとめて冷え切ったガラスは氷のようで、暖炉(だんろ)であたためた室内の空気に接すると、見る間にくもってしまう。
玻璃窗因为室外的寒气,摸起来如同冰块一样,当它一接触到室内点着暖炉的温暖空气,又立刻变成雾茫茫一片。
もういちどくもりをふき取ると、赤茶の髪をおろしたままの自分が、うっすらとガラスに映った。
莉迪雅再度用手抹去玻璃上的雾气,玻璃也朦胧地映照出一个肩上披散着红褐色秀发的身影。
ふつうの人には見えない妖精を映す、金緑の瞳。魔女のようだと人から忌(い)み嫌われる瞳が、ガラスの向こうから、いかにも負けん気が強そうに自分を見つめ返す。
莉迪雅有着金绿色的双眸,而这双眼睛可以看到普通人无法看见的妖精。人们因为觉得莉迪雅眼睛的颜色有如魔女,而在背后恶意中伤她,然而,现在这对金绿色的眼睛正映照在窗户上,以不服输的坚定眼神回看着自己。
エドガーが、「想っている」なんて書いてよこす少女が、この自分だとはいまだに信じられないから、リディアはなかなか彼と向き合う気になれない。
爱德格寄来的信中竟然写着“我的心依旧思念着你”这类甜言蜜语,但是莉迪雅到现在依然无法相信自己是爱德格倾心的对象,因此迟迟无法下定决心面对他。
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