《伯爵与妖精》卷七告诉我眼泪的秘密第一章分开后才明白1.7
「わたし、自分のことをおぼえてなくて、ゆうべ、その人がわたしを知ってるみたいに声をかけてくれたので、きっと親しいかたに違いないと思い、ついてきてしまったんです」
“其实我失去记忆了,昨晚这位先生亲切地跟我打招呼,我还以为他一定认识我,所以就跟着他过来了。”
「ポール、やっぱりきみが誘ったようだよ」
“波尔,看来是你邀请人家过来的喔。”
「えっ、いやべつに、誘ったわけじゃ」
“咦,我并没有这个意思……”
ようやく少し思い出してきた。
波尔的记忆总算渐渐恢复了。
この少女は、通りの片隅(かたすみ)に座り込んで泣いていたのだった。それで声をかけた。道行く人がみんな、泣いている少女を無視して歩いていくのが不思議だった。誰も彼女の姿が見えていないのではないかと思うほどだった。
昨晚,这名少女独自坐在路边哭泣,而且路上的行人都无视于她的存在,就好像看不见她似的,波尔觉得非常不可思议,于是出声问候。
細い記憶の糸をたぐろうと必死のポールの隣で、伯爵は少女に問う。
波尔还在拼命重整脑中混乱的记忆时,爱德格在一旁询问少女:
「で、お嬢さん、きみはゆうべここに泊まったの?」
“小姐,那你在这里借住了一晚吗?”
楽しそうに問う伯爵は、他人事(ひとごと)だと完全におもしろがっている。
伯爵感兴趣地问着,看来他认为事不关己,因此表现出等着看好戏的模样。
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