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《伯爵与妖精》卷七第三章不详的预兆3.8

时间:2012-07-12 13:03:28  来源:可可日语  作者:ookami

「わからねえよ。あんたの方を追ってきたから」

“我不知道,我是追着你来的。”

「彼女を助けないと」

“如果不救她的话...”

「あっちは妖精だ。ほっといたって死にやしない」

“她是妖精,就算放着不管也死不了啦。”

けれどポールは、バンシーの不安げにうるんだ瞳を思い出していた。

但是波尔想起了班希泫然欲泣的模样,因此不忍心丢下她。

「でも、きっと心細い思いをしてると……」

“可是……她一个人一定很害怕。”

そのとき彼の耳に、かすかなすすり泣きの声が聞こえてきた。

波尔此时听到某处传来微弱的哭泣声。

バンシーだ、とポールはきびすを返す。

是班希的哭声!他赶紧转身朝声音来源走去。

「おい、妖精画家、どこへ行くんだよ」

“喂,妖精画家,你要去哪里?”

声の漏(も)れる部屋にたどり着くと、ポールはそっとドアを押し開けた。鍵はかかっていなかった。

波尔找到传出哭声的房间,他轻轻地开门进去,这间房间的门并没有上锁。

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