《伯爵与妖精》卷七第三章不详的预兆3.9
「……それで、その手紙は?持ってるの?」
“……结果那封信呢?还在你身上吗?”
「いえ、すぐに暖炉(だんろ)で燃やすように書いてあったので……。とにかく、本当にお血筋かどうか、確かめたいのです。グラディスさまが亡くなっていらっしゃるなら、その方こそわたしの主人」
“没有,信上写着看完要立刻丢到暖炉里烧毁……总而言之,我想亲眼确认他们说的是不是真的血脉继承人,如果葛拉蒂丝大人真的过世了,那个人就是我的主人。”
「さすがに、バンシーは家系に忠実な妖精だよ」
“真不亏是班希,果然对自己侍奉的家族忠心耿耿。”
割り込んだ声に、ポールは硬直(こうちょく)した。戸口に現れたのは、淡い金髪の少年だった。
波尔一听到这个从旁插嘴的声音,立即吓得全身僵硬,出现在门口的是一名有着淡金色头发的少年。
ユリシスだ。
是尤利西斯!
一見十五、六の少年ながら、プリンスの側近(そっきん)にして妖精の魔力に通じている男。
他乍看之下只有十五、六岁,却是王子的心腹,还通晓操纵妖精的力量。
ポールはあとずさりかけ、バンシーを守らなければと気づくと、どうにか彼女の前に立った。
波尔正要往后退时,突然想起自己得保护班希,于是鼓起勇气挡在她的面前。
ユリシスは、ポールなど気にもとめずに進み出る。
尤利西斯完全不把波尔放在眼里,径自走上前去。
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