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《伯爵与妖精》卷八第一章银色月夜的童话故事5

时间:2012-08-14 13:25:03  来源:可可日语  作者:ookami

「あたし、彼の音楽を聴きたいの。女王さま、恋に興味がおありなら、あたしの魂の、恋する心を差し上げます。だから彼の魂を返して」

“我想听他的音乐,女王陛下,您若是对人类恋爱的心情有兴趣,我愿意献上我灵魂中的恋爱之心,因此请您把他的灵魂还给他。”

言うと同時に、嵐のような風が起こった。

在莉迪雅说话的同时,四周掀起龙卷风般的暴风。

あたりの花や草を舞いあげ、木々を鳴らす。舞踏会どころではなくなった妖精たちは悲鳴をあげ、明るい月を雲が覆(おお)い隠した。

暴风卷起周遭所有的花草,树木也被吹得嘎吱作响,受到惊吓的妖精们已无心享受舞会并发出尖叫,云朵也将皎洁的月光覆盖了起来。

玉座から立ちあがった女王が、風に髪を逆立(さかだ)てながらリディアを見据(みす)える。

女王从玉座上起身,她的头发逆风飞扬,接着俯视莉迪雅说道:

(あさはかな娘よ。交換を口にしてしまったな。しかたがない、応じよう。だがこれでおまえは、誰にも恋はできぬぞ)

(愚蠢的女孩啊,既然你已经提出交换的条件,没办法,我就答应你吧,不过今后你将再也无法爱上任何人了喔。)

イアンの手紙が風に舞いあげられ、遠くへ飛ばされていくのを追いかけようとしたが、妖精たちの発する光も消え失(う)せて、あたりは急に、完全な闇(やみ)に覆われた。

 伊恩的信随风起舞并朝远方飞去,莉迪雅正想要追上去时,妖精们散发出的光芒霎时消失,四周瞬间包覆在一片漆黑中。

「バカだよリディア。会ったばかりの奴(やつ)のためにそこまでするのか」

“莉迪雅,你真是个傻瓜,有必要为了刚认识的家伙做出这种牺牲吗?”

ニコの声だけが、どこからか聞こえた。

只听见尼可的声音从某处传来。

「いいのよニコ、……どうせ、取り換え子を好きになる人なんていないもの。でもこれであたしは、人を好きになるのが幸せなことだってわかった気がする。最初で最後だけど」

“没关系啦,尼可……反正也不会有人爱上交换之子,况且我似乎已经明白爱上一个人的幸福感觉了,只不过这是第一次,也是最后一次了。”

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