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《伯爵与妖精》卷八第二章雪水晶的童话故事1

时间:2012-08-15 13:24:33  来源:可可日语  作者:ookami

ぺろりと舌なめずりし、ようやく姿を現したそれは、毛足の長い灰色の猫だ。棚の上に座り後ろ足を組む。お気に入りのタイと自慢のヒゲを前足で整え、リディアを見おろした。

一只长毛灰猫伸出舌头舔了舔嘴巴,然后慢慢地现出身形。他以两只脚翘着二郎腿坐在架子上,用前脚整理自己心爱的领结和引以为傲的胡须,并且俯视着莉迪雅。

「ちょっとニコ、失礼よ!」

“尼可,你太没礼貌了!”

「しかしな、あんたの場合、いくら妖精が見えても、人を見る目がないからな」

“不过啊,就算你看得见妖精,却没有看人的眼光。”

「あのね、人間のことは、人間であるあたしのほうがわかってるはずなの」

“我告诉你,身为人类的我当然比你还清楚人类的事。”

ポットに湯を注ぎながら、リディアは反論した。

莉迪雅一边反驳,一边将热水倒入茶壶内。

「しかしなあ、この前の客は自称天使さまだった。その前は自称|霊媒師(れいばいし)、いかれた連中の妄想(もうそう)を鵜呑(うの)みにして、何度も失敗したんじゃなかったか?あのばあさんだって、色男の妖精にプロポーズされただなんて、妄想じみてるだろ」

“可是前几天有个客人自称是天使,在更之前还有人自称是灵媒,你不是把那些疯子的话当真,所以被骗了好几次吗?那个老婆婆也是一样吧,居然宣称有个美男子妖精向她求婚,你不觉得那只是她的妄想吗?”

ふらふらとしっぽを動かす灰色の猫は、リディアの幼なじみで、本当は妖精だが、とにかくかわいげがない。

这只左右摇晃着毛茸茸尾巴的灰猫是莉迪雅的儿时伙伴,尽管他是真正的妖精,个性却一点都不可爱。

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