双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(218)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
二十一世紀。二○○一年。宇宙に人が旅することも、モノリスもないが、ボクはイギリスでまずいだけが取り柄のフィッシュ チップスを、オカンは日本でだしと香りのきいた雑煮を食べている。
同じ時刻に二十一世紀を迎えることはできなかったが、日本の年が明けた頃合いを測って国際電話をすると、例によって僕の友達が集まり、盛り上がっているところだった。
「おめでとう。胃の調子はどうかね?」
「あぁ、だいぶええよ。また、今年もお餅を持って来てくれてね、それを食べよるところたい」
毎年、東京の角餅はどうも変な感じがしていけんと言っているオカンに、九州出身の知人が実家から送ってきた丸餅を分けてくれていた。
餅が食えるような胃袋ではなかったはずのオカンだが、みんなの手前、なんでもないかのように振る舞っている。
「そっちは寒いとやろ?風邪引かんごとしなさいよ」
「うん。すぐ帰る」
二週間弱会っていなかっただけで、オカンの顔はあきらかに去年より痩せていた。
「結局、先生はなんて言いよるん……?」
「大きい病院で、一回ちゃんと調べてもろうてした方がいいて言いよる。中央病院のt先生に相談してみたらどうかて」
「そら、そっちの方がいいやろう」
「やっぱり、ガンなんかもしれんね……」
「まだ、わからんやろ。色々考えなさんな。胃がおかしいちいうたって、他はピンピンしとるやないね。心配しなさんな」
オカンはガンの手術を繰り返したせいで、すっかり神経質になっている。どこかおかしいと、無理もないがまたガンなのではないと思ってしまう。その類の本を読みすぎて変に耳年増になっているせいか、症状と照らし合わせて、正解したくない答え合わせをする。
ボクはオカンの思い込みだと思っていた。あれだけ病院に通っているんだ。なにかそんなものがあればもっと早くにわかるはずだと。
そして、その頃ボクは慢性的に調子の悪い胃痛がひどくなり、市販の胃腸薬をガバガバ飲んでいるオカンにしつこく勧められて、例の小さな診療所へ行くことになった。
オカンの話も聞きたい。その診療所に行くのは初めてじゃなかった。以前、腰痛になった時にもオカンに言われて診てもらったことがある。どんな病人でも、とりあえず診察しているらしい。
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