双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(230)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
病院には毎日、誰かしらが見舞いに来てくれている。従姉妹の早苗、オカンの知人友人、bj夫妻、色々人々、特にミッチャンはほぼ毎日仕事終わりに寄ってくれて、ボクの代わりに病院の事務的なことまでしてくれていた。
その日、cdを持って病院に行くと、ホセが最近できたのだという彼女を連れて見舞いに来ていた。オカンは金色の紙でくるまれた、ウサギのかたちの大きなチョコレートを腹の上に置いて寝たままの姿勢で話している。
「ホセくんにもろうたんよ。かわいいねぇ」
「あんまり握りしめとったら溶けるばい」
「ホセくんはずっと彼女がおらんかったけんねぇ、あたしが今度、京王デパートで買うてきてやるち言いよったんやけど、よかったばいねぇ、かわいい彼女ができてから」
ふたりでバイクのヘルメットを持ったまま恥ずかしそうに聞いていた。
「十条きよしのcd買うてきたよ」
ボクの友達が持って来てくれた折り畳み式のcdプレーヤーにそれを入れようとしたけれど、オカンは「後からゆっくり聴こうかね」と言った。
枕元の棚に石原裕次郎と越路吹雪。オカンの二、三枚しか持っていないcdの隣に友達のミュージジャンがオカンの見舞いにプレゼントしてくれたcdが飾ってある。
"早く元気のになって下さい"とメッセージが手書きしてある新譜。このバンドのメンバーのほとんどはオカンの御飯を食べたことがある。その中でも、特によく遊びに来てはオカンと食事をしていたメンバーのtは雑誌のアンケートの中で"好きな食べ物"欄に"リリーさんのオカンのメシ"と答えていて、オカンにそれを見せるとものすごく喜んでいたものだった。
「オトンが、出て来るち言いよったよ」
「そうね……」
「それまでに散髪でもしとったらええ」
「外出はできんのよ」
「ここまで美容師さん連れてきてやる」
ボクはいつも自分が切ってもらっている大槻(おおつき)さんという美容師に相談をした。すると、大槻さんはふたつ返事で承諾(しょうだく)してくれて、「水さえ出る所ならどこでも行きますよ」と言ってくれた。
大槻さんの勤めている美容室で休日に老人ホームや各施設など、外に出ることのできない人たちのために出張のボランティアをしているらしく、外で切るのは慣れていますとのことだった。
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