每日阅读(10.23):密約
「外務省の電報案なるもの及び沖縄駐留の給油機が問題となる。調査を要する」。1972年、昭和47年3月27日、佐藤栄作首相は日記にこう書いた(『佐藤榮作日記』朝日新聞社)。
“外务省的电报泄露一案及驻留在冲绳的加油机都是个问题。需要进行调查。”1972年,即昭和47年3月27日,佐藤荣作首相在日记中如是写道。(《佐藤荣作日语》朝日新闻社)
当時国会では、社会党議員が、米国との沖縄返還交渉の疑惑を取り上げていた。外務省の極秘公電の写しを示し、返還される土地の原状回復の補償費400万ドルを日本政府が肩代わりする密約があると迫った。政府は全面的に否定した。
かた‐がわり〔‐がはり〕【肩代(わ)り・肩替(わ)り】
[名](スル)《駕籠(かご)かきが担ぐのを交代する意から》人の債務などをかわって引き受けること。「借金を―する」
当时,国会中有社会党议员提出了与美国私下谈判归还冲绳岛一案的疑惑。美方出示了外务省的机密电报的复印件,说签订有密约,上面规定归还的土地恢复原状所需的400万美元补偿费由日本政府来承担。日本政府否定了这一切。
翌月、毎日新聞記者と外務事務官が、公電を漏らした疑いで逮捕された。その日、首相は記した。「この件としては一段落だが、この節の綱紀弛緩はゆるせぬ。引きしめるのが我等の仕事か」
翌月,每日报记者和外务事务官因有泄露政府电报的嫌疑而被逮捕。那天首相写道:“这件事暂且告一段落了,但这一环节的纲纪涣散绝不能轻易作罢。我们的工作就应该管制好这些。”
当時、対米交渉にあたっていた吉野文六・元外務省アメリカ局長が先日、この密約があったことを認めた。国会で追及された時には、「いま先生がおっしゃったようなことは全然ございません」などと繰り返していた。その人の、逆の証言は重い。
当时,对美谈判的原外务省美国局长吉野文六在前几天已承认了该密约的存在。当国会追究起此事时,他又重复道:“事实完全不是您现在所说的那样。”该人的反面证词意义重大。
吉野元局長は、こうも述べた。「沖縄が返るなら日本が払いましょう、ということになった。佐藤栄作首相の判断だった」。34年前、佐藤首相は何を思いながら「電報案なるもの……調査を要する」と書いたのだろうか。
原局长吉野还这样说过:“要是冲绳归还回来的话日本将支付补偿费。这是佐藤荣作首相所做的决定。”34年前,佐藤首相究竟是抱着怎样的想法写下“电报泄露一案……需要进行调查”的呢?
政府は今回も、「全くそうした密約はなかったと報告を受けている」などと否定している。これほどの証言があるのに、永遠に白を切り続けるつもりなのか。折しも、在日米軍の再編で、巨額の費用負担などを巡る交渉が続いている。「沖縄密約」には、遠い昔の出来事ではすまされない現実味がある。
おり‐し‐も〔をり‐〕【折しも】
[副]《「し」「も」はともに強めの助詞》ちょうどその時。折から。「―強風が吹き荒れる」
这次,政府再次否定说:“我们收到的报告上完全没有这一密约。”已是铁证如山的事,还想隐瞒到何时?当时正围绕重组在日美军所需的巨额费用进行谈判。《冲绳密约》所具有的现实性,并非只存在于陈年往事中。
- 相关热词搜索: 每日阅读
- 上一篇:每日词汇(10.23):わら(藁)稻草,麦杆。
- 下一篇:每日语法(10.23):としても
相关阅读
- 每日阅读(3.20):万里の長城03-29
- 每日阅读(3.21):和解03-29
- 每日阅读(3.22):梵帝冈...03-29
- 每日阅读(3.23):現代風の大厦高楼03-29
- 每日阅读(3.24):小泉首相はジャカルタで演説した03-29
- 每日阅读(3.25):血液型診断03-29