《伯爵与妖精》卷八第一章银色月夜的童话故事4
「それで、君が助けてくれたんだね」
“结果你来救了我。”
「まだ妖精の国に連れ去られる前でよかったけど……。あっ、でも、何かなくなったものはない?」
“好险你还没被带进妖精的国度……啊、你身上有遗失什么物品吗?”
「いや、べつに。ヴァイオリンも両手もある。他は盗まれてもどうってことないよ。そうだ、お礼に一曲弾かせて」
“没关系,只要我的小提琴和双手还在就好,其他东西被偷走了也无所谓。对了,让我演奏一曲向你致谢吧。”
危険な目にあったばかりだというのに、のんびりした人だった。でもきっと彼は、妖精の国にとらわれても、ヴァイオリンを弾いていられさえすれば満足しているのだろう。
这家伙真是的,差点被妖精掳走还能这么悠闲。不过,他就算被带到妖精国度,只要能继续演奏小提琴应该就会心满意足吧。
にっこり笑って立ち上がり、楽器をかまえた彼は美しかった。草原にすっくと立って、月光を集めている。すらりとした姿を際立(きわだ)たせる光に包まれ、優雅に弓をおろす。
伊恩面带微笑地站起来,手持乐器的他看起来相当帅气。他在草原上挺立,月光也温柔地洒下,将他修长的身影衬托得更为出色,接着他举起琴弓、优雅地拉起小提琴。
夢のような音色(ねいろ)が立ちあがった。
四周响起了让人宛如置身梦境的动人音色。
『銀月夜』だ、とリディアは思う。
莉迪雅心想,这一定就是“银色月夜”那首曲子。
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