双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(212)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
仕事相手に迷惑をかけるな。貯金をしろ。結婚を考えろ。健康診断に行け。オカンの話を聞いているうちに鬱々としてしまう時期が続いた。
「最近、少しお母さんに冷たいんじゃないですか。全然話を聞いてあげてないし」
bjに言われた。それは自分でもわかってる。なんだかこのところ、イライラするんだ。
「オレ、今、反抗期なんだよ……」
「あぁ、反抗期……」
本来あるべきその年頃に、オカンと一緒にいなかったからか、ボクの反抗期は二十年遅れてやってきたようである。
十一階に越してきたbj夫婦の嫁ヨシエはボクが家に帰って来るといつもオカンの料理をつまみにキッチンでビールを飲んでいる。
「よぉ。タコ社長。相変わらず、バカか?」
その様子が「男はつらいよ」シリーズでいつも隣の工場からやってくるタコ社長のように能天気なもので、そのまんまタコ社長と呼んでいた。
「いやぁーども。また、お邪魔しまーす」
「オマエのダンナ、上の階に帰ったぞ」
「あっそ」
オカンは料理を作りながらヨシエに言う。
「あっそう、やなかろうがね。bjさんは御飯食べとらんのやろう。呼んで来なさい」
そう言ったのも束の間。家にいない嫁の行き先はここと知ったるbjがやって来る。
「こんばんは……。あっ……」
「飲んでるよ。タコ社長」
「おかえりぃー。かんぴゃーい!」
「いいなぁ、タコは。幸せそうで」
「さぁ、bjさん食べんしゃい」
「すみません。いただきます」
タコ社長は料理を一切(いっさい)せず、できる限界はカップラーメンのふたを開けられるかどうかのあたり。
「bjさんの嫁さんは、あたししやねぇ」
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