每日阅读(4.26):迫られている選挙
「郵政民営化に賛成か、反対か」。それを国民に問うために解散したと小泉首相は述べた。国政選挙で争点を一つに絞ろうという異例の作戦で始まった総選挙に、審判が下る日が近づいた。
“是否赞成邮政民营化?”小泉首相说,因询问了国民后才解散国营邮政。国政选举中,将争论点集中于一点上的破格的作战方式开始的大选,很快将迎来其结果。
「首相のリーダーシップ」について、本社の世論調査の結果が載った。首相が強いリーダーシップを発揮することに「期待している」と答えた人が58%、「不安を感じる」人が26%だった。期待がかなりある一方で、不安を覚える人も少なくない。党内だけでなく、国民にも二者択一を迫るやり方への戸惑いもあるのだろうか。
世論調査:社会的問題・政治的争点や政策などについての人々の意見・態度を把握するための統計的な調査。せろんちょうさ。
关于“首相的领导权”,本社的民意测验结果如下。“期待”着首相能发挥强有力的领导权者占58%,“感到不安”者占26%。期待值固然很高,但另一方面,感觉不安的人也并不少。不仅只在党内,国民也对此强迫在二者中择一的方法有些无从选择吧。
郵政民営化への賛否だけでなく、A党かB党かといった二者択一を、これまでの総選挙以上に迫られていると感じる有権者は少なくないのではないか。小選挙区制では、二つの大きな党の争いの渦で、小さな党がかき消されてしまう傾向がある。
此外不仅在是否赞成邮政民营化这一点上,还有在A党和B党中的选择中,不少有选举权者都能感到这次大选比至今为止的任何一次大选都要紧迫。因实行小选举区制,在两个大党竞争的漩涡中,小党有着被吞灭的趋向。
福沢諭吉が「文明論之概略」で述べた。「自由の気風は唯(ただ)多事争論の間に在りて存するものと知る可し」。政治学の故丸山真男氏が注釈を付けている。自由の気風は「必ず反対意見が自由に発表され、少数意見の権利が保証されるところにのみ存在する」(『丸山眞男集』岩波書店)。
福泽谕吉在《文明论之概略》中谈到。“自由の気風は唯(ただ)多事争論の間に在りて存するものと知る可し」”政治学的故丸山真男先生加以注释说。自由的风气“只存在于能绝对自由地提出反对意见,并保证少数派意见的权利之处。”
諭吉は、こうも書いた。「単一の説を守れば、其の説の性質は仮令(たと)ひ純精善良なるも、之れに由て決して自由の気を生ず可からず」。丸山氏の注釈では、ある社会に一つのものの考え方だけが流通しているような場合には自由の気風はないということだ。
谕吉还写道。“単一の説を守れば、其の説の性質は仮令(たと)ひ純精善良なるも、之れに由て決して自由の気を生ず可からず”据丸山先生的注释说,社会中如果只存在一种事物的思维方式,自由的风气也就无从提起。
ものの考え方の、より広い幅を求めて、ともすれば消されそうな主張にも耳を傾けたい。
希望我们能够从更多的层面来看待事物,同时也希望能倾听一下那些少数人支持的微弱的主张。
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