《伯爵与妖精》卷七第七章以生命作为交换7.1
バンシーが悲鳴をあげたのが聞こえたが、ポールは顔をあげる間もなくさらに蹴(け)られた。
班希不由地发出尖叫,波尔还来不及抬头又被踢了一脚。
息が詰まって起きあがれない。ポールを痛めつけるのは、大柄な男だ。人の姿になった妖犬のひとりだろう、片手で襟首(えりくび)をつかんで彼を引き起こした。
他痛得无法呼吸、爬起身来。攻击波尔的是名高壮的男子,看来应该是幻化成人类模样的妖犬之一,他单手抓住波尔的衣领把他拉起。
「琥珀はどこにある?言わないと死ぬぞ。こいつらは手加減を知らないからな」
“琥珀在哪里?不说出来你就等着受死吧,这家伙可不懂什么叫做手下留情。”
「……やめてください、ユリシスさま……」
“……尤利西斯大人,请您住手……”
すがろうとしたバンシーを、ジミーが引き離した。と同時に、ポールはまた殴られた。
吉米拉开想要靠近尤利西斯的班希,这时波尔又挨了一拳。
倒れた彼の衣服を、妖犬の男が探る。琥珀を持っていないか調べ、何もありませんと主人に告げる。
他终于倒地不起,接着那名高大的妖犬男检查波尔衣服的内侧、查看是否有琥珀,然后回报主人琥珀不在波尔身上。
「フェアリードクターが持っているのかもしれないが」
“琥珀说不定在妖精博士身上。”
言いながら、彼はジミーが取り押さえているバンシーを見た。
尤利西斯一边说,一边看着被吉米压制住的班希。
「おまえ、この男から琥珀を受け取らなかったか?」
“这个男人有没有把琥珀交给你?”
返事に窮(きゅう)したバンシーの視線を、素早く追ったジミーは、ベッドの下をさぐる。グラディスの絵を、さっきとっさに、バンシーはベッドの下へ放り込んだのだった。
班希不知道该如何回答。吉米顺着她的视线过去,并且翻找床底下,刚才班希情急之下把葛拉蒂丝的肖像画丢到床底了。
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