《伯爵与妖精》卷七第七章以生命作为交换7.1
間もなくジミーはそれを見つけ、ユリシスに手渡した。
吉米没多久便找到了那幅画,然后交到尤利西斯手上。
「何だ、これは」
“这是什么东西?”
「それは……、ポールさんからいただいた絵です。わたしが気に入るだろうと持ってきてくださっただけです」
“这是……波尔先生送我的画,他大概认为我喜欢,所以才拿给我看的,请将画还给我。”
返してください、とバンシーは震(ふる)える声で言った。
班希以颤抖的声音请求尤利西斯。
彼女が主人だと信じるユリシスに、本当のことを言わなかったのはどうしてだろう。
既然班希认定尤利西斯才是主人,那她为何没有说真话呢?
ポールはぼんやりとした意識で考えながら、ユリシスが興味を持たずに返してくれればいいと願った。
波尔意识朦胧地思考着这个问题,他希望尤利西斯对那幅画不感兴趣并立即还给班希。
ユリシスは、気づかなかった。ただの絵にしか見えなかったのだ。けれどそれを、バンシーに返すのではなく、暖炉(だんろ)に放り込んだ。
尤利西斯并没有发现班希的琥珀在画里,只以为这是幅普通的肖像画,但是他并没有将画还给她,而是随手扔到暖炉内。
「琥珀はやはりフェアリードクターか?」
“琥珀果然还是在妖精博士手上……”
「……いえ、ユリシスさま、この絵、燃えません」
“……应该不是,尤利西斯大人,这幅画不会燃烧。”
ジミーの声に、ユリシスははっと振り返った。まずい、と思ったがポールは動けず、バンシーは硬直(こうちょく)していた。
听到吉米说的话,尤利西斯惊讶地转过头来。波尔心想糟了,班希也吓得僵直在原地。
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