《伯爵与妖精》卷十一第七章妖精们的宝石箱3
「しかし彼女は、ひとりでオートレッド夫人を襲(おそ)おうとしたやり手だよ。すぐにさがしだした方がいい」
「不过,她是单独袭击奥特雷德夫人的厉害人物喔。」
「おい、伯爵!」
「喂,伯爵!」
割れたガラスの向こうから、ニコがこちらを覗(のぞ)き込んで呼びつけた。
尼可从破裂玻璃的另一头望向这里,呼唤爱德格。
「その女、リディアのいるところへ向かってるぞ!ルシンダ嬢(じょう)を連れて、妖精の通路に迷い込んでしまったんだ!」
「那个女的往莉迪雅那里去了啦!她带着露辛达小姐一起迷路,闯进妖精的通路里了!」
「何だって?ニコ、その通路はどこに?」
「你说什么?尼可,那条通道在哪里?」
「薔薇園の奥にあるんだ。デーン族の薔薇園につながってる。ああ、おれ、リディアのところへ行こうと思って歩いてたら、あのふたりが上から落ちてきたんだ。とっさに隠れたんだが、小間使(こまづか)いのほうが令嬢を痛めつけて、おまけに道連れにしてやるとか何とか言ってるもんだからおかしいと思って……」
「在蔷薇园的内侧,那里跟达恩族的蔷薇园连在一起。唉呀。我本来正想去莉迪雅那边,走着走着那两人就突然从上面掉下来,我虽然迅速躲起来,可是却看到侍女痛整那个千金小姐,还说什么要拉她陪葬之类的话,所以觉得很奇怪……」
「あのー、アシェンバート伯爵、猫と話ができるんですか?」
「请问,艾歇尔巴顿伯爵,您可以跟猫沟通啊?」
たぶんビリーには、みゃあみゃあとうるさく鳴く灰色猫と話しているように見えたのだろう。
比利大概只看见爱德格对着一只喵喵乱叫的灰毛猫说话。
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