《伯爵与妖精》卷十一第七章妖精们的宝石箱7
たくさんの薔薇を咲かせて、妖精たちを楽しませたオートレッド夫人への感謝をこめて、彼女がもっとも丹誠(たんせい)を込めた青い薔薇を一輪だけ持ち出すことを、妖精たちは許してくれたのだろう。
奥特雷德夫人让无数的蔷薇绽放、令妖精们快乐不已,所以他们为了表达感谢,允许人带走一朵她最尽心尽力栽培的蓝蔷薇。
その夜、リディアは夢を見た。
这天晚上,莉迪雅做了一个梦。
どこともしれない大広間で、舞踏会(ぶとうかい)が始まっていた。部屋の四隅(よすみ)が見えないほどの、広い空間を、豪華(ごうか)な衣装を身にまとった男女が行き交う。どこまでも高い天井の、金銀の装飾(そうしょく)が、シャンデリアの明かりを反射している。
在一间非常宽广的宴会厅里,展开了一场舞会。穿着华丽服装的男女交错走在宽到看不见房间四个角落的宽敞大厅…高耸无止尽的天花板上缀着金银装饰,而那些饰品反射着吊灯的光芒。
見とれていると、ひとりの貴婦人がリディアのそばに立った。
正当莉迪雅看得出神的时候,有位贵妇站到了她身边。
誰だろう。知っているような気がするのに。
她是谁呢?我明明知道呀。
ただリディアは、彼女の胸元を飾る、ターコイズの薔薇に見入っていた。
莉迪雅只是凝视着那朵装饰在她胸前的土耳其石蔷薇。
本物の薔薇かと見まがうほど、精巧な細工だった。
那是件与真花难分轩轾的精细工艺品。
そしてリディアは、自分がやけに視線を集めているのを感じる。
而且莉迪雅感觉周围视线似乎特别集中在她身上。
貴婦人に話しかけられたせいだろうか。それとも。
是因为贵妇对她说话吗?还是说……
そうだわ、あたし、普段着のままだわ。
对了,我穿的是普通的服装。
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