《伯爵与妖精》卷八第四章月夜下的私奔3
その青年は、ロイドと名乗った。
这名年轻人自称叫洛伊。
ミント入りのお茶を口にすると、ようやく落ち着いてきたらしく、ほっと息をついた。
洛伊喝下薄荷茶之后吁了一口气,看起来总算好多了。
「ありがとう、助かりました。本当に親切なお嬢(じょう)さんだ」
“谢谢你,我感觉好多了,你真是位亲切的小姐。”
「あたしでなくたって、困ってる人を助けるのは当然のことですわ」
“帮助有困难的人是应该的嘛。”
「でもこのロンドンじゃあ、見知らぬ人間は病人でもまず警戒(けいかい)されるものですよ」
“可是在伦敦这个大都市里,只要对方是陌生人,就算生病倒在路上也会受到防备。”
言われてみれば、ちょっと不用心だったかもしれない。日曜日だが、鉱物(こうぶつ)学者のリディアの父は、岩石採集に遠方へ出かけているのだ。
听洛伊这么一说,莉迪雅才想起自己或许不够谨慎。虽然今天是星期日,不过莉迪雅那位身为矿物学家的父亲却不在家、出远门采集矿石去了。
けれども、ミスター·ロイドはまだ立ちあがるのも億劫(おっくう)そうだし、おっとりと微笑(ほほえ)めば人畜無害(じんちくむがい)な印象だし、危険な人には思えなかった。
但是洛伊连站起来都很吃力,而且当他露出沉稳的微笑时,也给人一种和善的感觉,所以莉迪雅认为他不是需要戒备的人物。
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