《伯爵与妖精》卷八第四章月夜下的私奔8
「きゃあっ!」
“哇啊!”
あわてて退(しりぞ)いたリディアの足元に、本の小山ができる。呆然(ぼうぜん)とするリディアの耳に、今はいちばん聞きたくない声が聞こえてきた。
莉迪雅慌忙地向后退,书则是在她脚边堆成了一座小山。当她还在不知所措时,耳边却响起此时此刻她最不想听到的声音。
「僕の書斎にようこそ」
“欢迎来到我的书房。”
出かけていたはずのエドガーが、帰ってきたようだった。
爱德格应该出门了才对,没想到他已经回来了。
勝手に書斎へ入ったことに、リディアはあせっていた。
莉迪雅想到她私自闯入爱德格的书房,心里不禁慌了起来。
「あの、ごめんなさい、あたし……、ちょっとさわっただけなのよ。ええと、ドアが開いてたからつい……」
“啊、对不起,我……我只是碰了书一下,那个,因为我看到书房门开着,所以就……”
「きみならいつでも、書斎でも私室でも歓迎するよ」
“只要是你想进来,不论是书房或是我的房间,都随时欢迎喔。”
近づいてきた彼は、リディアがしっかり握っている本に気づいたはずだ。意味深ににっこり笑う。
爱德格接近莉迪雅,他应该早就注意到莉迪雅手上紧抓的小说了,所以才会露出耐人寻味的笑容。
「それを抜き取るとね、このへんの本が一気に落ちる仕掛(しか)けなんだ」
“我在书架上动了手脚,只要有人取出这本书,旁边的书就会全部掉下来喔。”
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