《伯爵与妖精》卷八第四章月夜下的私奔8
「そ、じゃあこのところよく会ってる令嬢とは、本当に縁談が進んでるのね、おめでとう」
“是吗?这么说来,你和最近常碰面的那位千金小姐真的在谈婚事啰,恭喜你了。”
言い放ち、リディアは彼のそばをすり抜ける。しかしあわてたようすで、彼はリディアの腕を引いた。
莉迪雅丢下这句话就穿过爱德格身边,不过他看似慌张地拉住她的手臂。
「待ってくれ、誰に聞いたのか知らないけど、縁談なんてない」
“等一下,我不知道你是从哪里听来的,可是我并没有与任何人谈婚事。”
「ここのメイドさんたちが噂(うわさ)してたわ。立派な紳士(しんし)が直接、たっぷり持参金をつけたご令嬢をもらってくれって来たんですって?で、あなたは毎日のようにそのお嬢さんに会ってるんでしょ」
“宅邸里的侍女们都在传这件事哩。听说有位气派的绅士直接来拜托你娶他的女儿,还说会附上大笔嫁妆,对吧?而且你不是每天都与那位小姐见面吗?”
「それは違うよ、知り合いのお嬢さんをちょっと元気づけてくれって頼まれただけなんだ。僕にはきちんと交際している人がいると言ってある……」
“事情不是这样的,只不过是朋友请我想办法让他的女儿打起精神,而且我有向她表示过,我已经有认真交往的对象……”
「あら、そんな人がいたの」
“喔~~你有认真交往的对象啊。”
「リディア」
“莉迪雅。”
いつになく彼が困っているように見えると、リディアは勝ったような気分になった。
莉迪雅看到爱德格露出从未有过的困惑神情,心中不由得升起一股胜利的喜悦。
「でも、恋人がいるって宣言するのも、口説(くど)き落とす手段なんでしょ。がんばってね」
“不过,事先表示自己有恋人也是一种追求手段嘛,加油啰。”
やりこめられてばかりのリディアにしては、うまく切り返してやったと思う。
莉迪雅平常总是讲不过爱德格,今天总算扳回一城。
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