《伯爵与妖精》卷八第四章月夜下的私奔10
道なりに行くと、背の高い木が二本目立つ場所があるという。小説にも出てきた場面、そこが待ち合わせ場所だということだ。
顺着这条路前进,就会到达两人相约见面的地方,那里耸立着两颗高大的树木而十分显眼,这也是小说里的场景。
リディアは、そこでふたりの出発を見送り、ロンドンへ帰ることになっていた。
计划中,莉迪雅将在这里目送这对情侣出发,然后返回伦敦。
「ロイドさん、体調はどうですか?」
“洛伊先生,你的身体状况如何?”
「ええ、まだ大丈夫です。でも、妖精は相変わらずそばにいるんですよね」
“是的,我还好,可是妖精仍然跟着我吧?”
「馬車の中には入ってきませんけど……」
“不过她倒是没进入马车中……”
リディアは声をひそめる。
莉迪雅压低音量说道:
「駆け落ちのことを聞かれると、じゃまをされるかもしれませんから、ノーマさんと会っても、そのことを口にしないでくださいね」
“若是让她听到私奔的计划,她可能会出手阻挠,所以就算你和诺玛小姐见面后,也不可以提到私奔的事喔。”
頷(うなず)きかけ、リディアの方をじっと見る。
洛伊点点头,然后凝视着莉迪雅。
と思うと、ロイドは急に悲しそうな顔になった。
接着他的神情突然悲伤了起来。
「リディアさん、あなたにあやまらなければなりません」
“莉迪雅小姐,我必须向你道歉。”
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