双语阅读:【日本经典小说连载】东京塔(298)
东京塔这部小说从“我”一点点长大,一直写到“我”目送着母亲因病去世,各种生活细节每每令人感同身受,因而赚取了读者大把的眼泪,也当之无愧地成了哭泣小说的首席代表。
オカンはその類の懸賞に応募するのが好きだった。そして送る時はだいたい年齢の欄に二十歳くらいサバを読んだ数字を書き込んでいた。
「なんでそんなことする?」と尋ねると、「年寄りには当たらんような気がする」と暗い発言をしていたものだ。
オトンは変わったのだろうか?オカンならともなく、そんな庶民的な楽しみに嬉々(きき)としている姿を見て意外に思った。丸くなったのだろうか?それとも元々そういうところのある人だったのだろうか?ずっと、一緒に住んでいるという人と、そういう楽しみを共有し、自分の家の中に青い鳥を見つけているのだろうか?
両親のことでボクの知らないことはまだまだたくさんあるようだ。
財布からぽち袋を出してオトンに渡した。
「これ、お年玉」
「お父さんにか?」
「オカンにやる分、代わりにやる」
「へぇ。もう何十年も貰うたことなかったのう。ありがとう。へぇ」
オトンは照れ臭そうに笑った。
「もう、行くわ」
「そうか。頑張れよ」
「うん」
「また、命日には東京に出て行くごとするけんの」
「わかった」
鞄の中のオカンと一緒にボクはまたこの街から東京へ向かって新幹線に乗った。
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