《伯爵与妖精》卷八第四章月夜下的私奔6
「あの、グレトナグリーンってどこですか?」
“请问,葛特纳格林是什么地方?”
「え?ああ、スコットランドですよ。イングランドとの境界にある町」
“咦?啊,在苏格兰,是苏格兰和英格兰交接处的一个小镇。”
なるほど、えらく遠い。
原来如此,还真的很远。
「ロイドさんの故郷ですか?」
“那里是洛伊先生的故乡吗?”
「いえ、ぼくはロンドン生まれだから」
“不,我是在伦敦出生的。”
「え、じゃあどうしてそんな遠くまで?近辺の町で、ひっそり結婚式さえあげてしまえば、もう誰もふたりを引きはなすことなんてできないわ」
“咦、那为何非要特地跑到那么远的地方去呢?只要悄悄在附近的城镇举行婚礼,就再也没有人可以拆散你们了呀。”
駆け落ちはよくないが、正式な結婚であれば女性の名誉に傷はつかない。むしろ、未婚のままふたりで暮らしたり、離婚したりといった方が不名誉なのだ。
尽管私奔并不是件光荣的事,不过只要有举行正式的婚礼,就不会伤害到女方的名誉。如果两人在未婚的状态下同居、甚至离婚,反而才会影响女方的名声。
となると、結婚が成立してしまえば、反対していた親だって認めるしかない。
也因为这样,只要私奔的情侣顺利结婚,原先持反对意见的父母也不得不承认了。
しかしロイドは、リディアの問いに困ったように首を傾げた。
可是洛伊却对莉迪雅的问题感到十分困惑。
「リディアさん、もしかしてロンドンに来られたばかりですか?」
“莉迪雅小姐,你该不会是刚来伦敦没多久吧?”
「ええまあ。あたし、ずっとスコットランドで暮らしてたので」
“是呀,我之前一直住在苏格兰。”
ようやく合点(がてん)がいったように、彼は頷(うなず)く。
洛伊点了点头,仿佛终于理解莉迪雅为何会有这个疑问。
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