《伯爵与妖精》卷八第四章月夜下的私奔12
「いやっ、離して!この、強盗!あたしたちにはお金なんてないわよ!」
“救命~~快放开我!你这个强盗!我们身上没有钱啦!”
「リディア、僕だよ」
“莉迪雅,是我。”
耳に馴染(なじ)んだおだやかな声だった。顔をあげると、灰紫(アッシュモーヴ)の瞳(ひとみ)がすぐそばにあった。
莉迪雅耳边响起熟悉的温柔嗓音。她一抬起头来,灰紫色的双眸立刻映入眼帘。
「……エドガー……?」
“……爱德格……?”
「間に合ってよかった。追いつけなかったらどうしようかと思ってたよ」
“幸好赶上了,我还担心万一追不上该怎么办。”
そう言って頭を抱きよせる。
爱德格说完就抱住莉迪雅的头。
ほっとしたように何度も髪を撫(な)でるものだから、リディアは、ついさっき考えていた、エドガーの態度が変わるかもしれないという想像が、想像にすぎなかったと確認するかのように彼の胸に寄りかかっていた。
爱德格安心似地不停抚摸着莉迪雅的头发,而她也倚着爱德格的胸膛,仿佛想确认刚才认为他会转变态度的想法不过是自己的想象。
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