《伯爵与妖精》卷十第三章方舟和谜之妖精8
あせりをおぼえるが、リディアの目の前では銀色の妖精とケルピーとがにらみ合い、自身は動けない状態だ。
莉迪亚虽然很着急,不过现在的状态却是眼前的银色妖精和格鲁比对峙,而自己动弹不得。
「その腐食を止めるためにこそ、あなたの力が必要なのです」
“为了制止伦敦桥的腐蚀,我需要你的力量。”
銀色の妖精は、思い切ったようにそう告げた。
银色的妖精象死心一样地那样宣告了。
「……あたしが?」
“……我?”
「バカ言うな。リディアに止められるわけがないだろう。夢魔の餌(えさ)にするつもりか?」
“混账话,那种事不可能被莉迪亚制止住吧,你打算拿她做梦魔的食饵吗?”
たしかに、リディアには夢魔に相対(あいたい)するような力はない。橋の力を強めることもできない。
确实,莉迪亚没有能够对付梦魔的力量。也无法增强桥的力量。
フェアリードクターは、妖精の姿が見えて、彼らの声を聞くことができる。妖精たちと親しくしながら、彼らのしきたりやタブーを知り、魔法の性質を理解して、人と妖精がうまく共存していけるよう架(か)け橋になってきた。
妖精博士能看见妖精的身姿,听他们的声音。亲近妖精们,知道他们的惯例和禁忌之物,理解魔法的性质,成为人类与妖精共存的桥梁。
フェアリードクターの本質はそこで、魔女や魔術師と混同されることは多々あれど、自分で魔法を使うようなことはない。
那是妖精博士的本质,他们不能自己使用魔法,也不能与魔女和魔法师混为一谈。
なのに妖精は、リディアが必要だという。
但是这个妖精需要莉迪亚。
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