《伯爵与妖精》卷十第三章方舟和谜之妖精8
黒妖犬(こくようけん)を一気に追い払ったことを思い出し、リディアは声をあげる。が、ケルピーは再び彼に飛びかかろうとする。
莉迪亚想起他一口气轰走了黑妖犬的事,连忙发出声音警告。格鲁比再次向他猛扑过去。
とたん、光が放(はな)たれた。
这时,一道光被放了出来。
かろうじて目を開けていたリディアは、光にはじき飛ばされるケルピーを見ていた。
勉强睁开眼睛的莉迪亚,看到被光芒击中的格鲁比被远远弹飞。
そのまま彼は、湖へと落下する。しぶきをあげた湖面が、大きく波立つ。
他就那样直直掉下湖去,湖面上掀起巨大的波浪。
「ケルピー!……あなた、何するのよ!彼はあたしの友達よ!」
“格鲁比!……你干什么,他是我的朋友!”
「水棲馬なら、水に落ちても問題はないでしょう」
“水栖马落到水里也没有什么问题吧。”
「でもあたし、あなたと行くとは言ってないわ!」
“但是我要跟你走!”
彼は答えずに、リディアとニコを光に包み込んだまま、どんどん上空へとのぼっていく。
妖精没有回答。被光芒包裹着的莉迪亚和尼可,在空中越飞越高。
ケルピーでさえかなわない妖精に抵抗する力が、リディアにあるはずもない。
莉迪亚当然无法抵抗连格鲁比也敌不过的妖精。
月まで行くつもりじゃないだろうかと思うほど高くあがっていくと、下方の湖は小さな水たまりのように見えた。
他打算飞到月亮上去吗,下面的湖看起来简直像个小水洼。
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