《伯爵与妖精》卷十二第一章招来幸福的白鹳4
「気持ちのいい陽射(ひざ)しだね。小鳥のさえずりも、僕たちを祝福(しゅくふく)してくれているかのようだ」
「你看起来心情满好嘛。小鸟的嘁嘁喳喳声也像是对我们的祝福呢。」
木陰(こかげ)に広げたブランケットに腰をおろし、彼は親しげな距離でリディアにささやいた。いつのまにか、手を重ねられている。
他在树荫下打开毛毯,在亲密的距离下对莉迪亚低语,还不知何时握住了她的手。
「あのね、エドガー、あの子を利用するのはやめない?先のことなんてわからないし、本当にあたしが母親になるのかどうか疑問だわ。それに、まだ人間じゃないんだもの、自分の居場所に戻るべきよ」
「那个,爱德格,不要再利用那个孩子了好不好?他不清楚从前的事,我是不是真是他母亲也很难说。而且,如果他还没有成为人的话,应该返回自己的住处才对哦。」
「僕たちが仲のいいところを見せつければ、ティルは安心して帰るよ、きっと」
「只要我们表现出关系很好的样子,提鲁就一定会放心返回的。」
さらにリディアに寄りそう不届き者から、逃れることはできなかった。ティルの前では、いつものようにエドガーを突き放すわけにいかないからだ。
莉迪亚很想从那样不规矩地不停靠近的家伙身边逃跑。可是在提鲁面前,却不可以象平时一样推开爱德格。
「彼のためにもさ、僕といっしょにいて楽しいって気持ちになってくれないか?」
「而且他与我们在一起不是也很开心吗?」
しかたないわね、なんて少しでも気を許したらつけ込まれる。
没办法,只要稍微疏忽大意就会被乘机利用。
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