《伯爵与妖精》卷八第五章只为你一人的魔法12
息をつめてその向こうを見つめていたリディアは、しかしそこに、誰の姿も見つけることができなかった。
莉迪雅屏息注视着门的那一头,但是却没有看到任何人的踪影。
ドアの向こうには誰もいなかったのだ。
没有人站在门口。
あたしはずっと、ひとりきりだってことなのかしら。
这代表我得永远孤单一人了吗?
落胆(らくたん)しながら、暗い外へ出る。風に乗って流れてくる、小さな雪がちらちらと舞う。
大失所望的莉迪雅走到黑暗的门外,细细的雪花正随风纷飞。
不思議と、ムーンストーンの指輪が輝いている。
不可思议的是,月光石戒指突然散发出光芒。
ふと顔をあげたリディアは、ランタンがともる門柱に人影を見つけ、駆(か)け寄った。
莉迪雅不经意地抬起头来,看到有人坐在挂着提灯的门柱旁,于是赶紧跑过去。
煉瓦(れんが)を積んだ門柱に寄りかかり、目を閉じて座り込んでいる。ランタンの明かりよりも、いっそ明るく感じられる金髪が、鼻筋の通った顔立ちを引き立てる。
那个人靠在红砖门柱旁、双眼紧闭着坐在地上。他那比提灯光芒更耀眼的闪亮金发,衬托着五官分明的轮廓。
どこにいても、何をしていても、隙(すき)なく美しいと思わせる人。
不论身在何方、不论做任何事,他的容貌总是如此俊美得无懈可击。
「エドガー!どうしたの?しっかりして!」
“爱德格!你怎么了?振作一点!”
体をゆすると、うたた寝していたらしく、彼は驚いたように目をあけた。
爱德格似乎正在打盹,他被莉迪雅一摇,才惊醒似地睁开双眼。
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