《伯爵与妖精》卷十星星点亮伦敦桥第一章悄悄靠近的影子7
そんなふうに思うリディアは、どういうわけかエドガーとのことがそれ以上思い出せない。宝さがしに巻き込んで、さんざん彼女を利用した人、そこまでの記憶しかない。
那样想着的莉迪亚,怎么也想不起关于爱德格其它的事。她只有他为了寻宝把她卷进去并狠狠利用了她的记忆。
あの日から、ロンドンで彼に雇われ、フェアリードクターとして働いていたことも、少しずつ好きになっていったことも、プロポーズを受けたことも、リディアの中からその貴重な記憶がすっかり抜け落ちていることには気づかずに、彼のことなど考えるものかと思う。
莉迪亚没有注意到自己遗忘了从那天起,在伦敦被他雇佣,作为妖精博士为他工作,一点点喜欢上他,还有接受求婚等等的珍贵记忆。只是单纯的想到他。
ただ、奇妙なことがひとつだけ、リディアの心に引っかかっている。
但是一个奇怪的念头一直萦绕在莉迪亚的脑海中。
この指輪は何なのかしら。
这枚戒指是怎么回事?
薬指におさまっているムーンストーンの指輪は、はずそうにも抜けなかった。
戴在无名指上的月光石戒指,怎么也取不下来。
乳白色(にゅうはくしょく)のやわらかな光を、そっと閉じこめて輝く、美しいムーンストーンだ。
美丽的月光石周围环绕着轻柔的光辉,是淡淡的乳白色。
薬指にぴったりあつらえたようにはまっているのも、意味深(いみしん)に思える。
它像定制的一样恰好套在无名指上,看起来似乎代表很深的含义。
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