《伯爵与妖精》卷十第二章心爱的妖精博士3
「きみは魔法に惑(まど)わされている。うそじゃない。これがその証拠(しょうこ)だ」
「你被魔法蛊惑了。我并没有说谎。这就是证据!」
エドガーは、ムーンストーンの指輪を示すように、彼女の手を持ちあげた。
爱德格举起了她戴着月光石戒指的手。
「僕たちの、婚約のしるしだよ。初代|妖精国(イブラゼル)伯爵の妃(きさき)、グウェンドレンの指輪だった。きみの手にこれがあるってことは、紛(まぎ)れもない事実だろう?」
「这是我们婚约的记认。是第一代艾歇尔巴顿伯爵的妃子,格恩朵露的戒指。你的手上会有这枚戒指,的确是无法否认的事实吧?」
なぜこんな指輪をしていたのか思い出せずに、リディアは戸惑っていた。
为何想不起这枚戒指,莉迪雅开始踌躇了。
でも、エドガーの言うことなんて……。
但是,爱德格的话……。
リディアの心が波立つのと同時に、小川が荒い水音をたてた。
莉迪雅心中正波涛起伏,小河里忽然响起了很大的水声。
水しぶきをたてて、漆黒(しっこく)の馬が土手に駆(か)け上がる。
一股水雾直喷出来,紧接着一匹黑马走上了堤坝。
「よう伯爵、どうやって入ってきた?」
「伯爵,你是怎么进来的?」
「リディアを迎えに来た。そしたらすぐに返すって約束だったよね」
「我是来接莉迪雅的。按照契约你要马上放她与我一起回去。」
人の姿に転じると、ケルピーは威圧(いあつ)するようにエドガーの前に立った。
格鲁比幻化成人类的身姿,盛气凌人地伫立在爱德格面前。
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