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《伯爵与妖精》卷十第二章心爱的妖精博士6

时间:2012-11-16 13:32:14  来源:可可日语  作者:ookami

「画家も病気になったんじゃ?」

「难道画家也染上病了?」

早々と食事をすませ、暖炉の前で紅茶を味わっていたニコが口をはさんだ。

匆匆吃过早餐,在火炉前品着红茶的尼可插嘴说。

「連絡もできないっていうのかい?」

「联络的人还说了什么?」

病名もよくわかっていない。重い風邪(かぜ)のように高熱が続き、やがて肺(はい)をやられて死に至るというが、すぐさま意識不明になるわけではない。

连疾病的名称都不清楚。只知道是像重感冒一样持续地发高烧,最后伤到肺而导致死亡,但是不会马上变得意识模糊。

「エドガーさま、私はやはり、あの病気にはプリンスがかかわっているような気がします」

「爱德格大人,我觉得这瘟疫似乎与王子有关。 」

エドガーたちが先日、ケンブリッジからいったんロンドンへ戻っていたのは、その病気のことで朱い月(スカーレットムーン)に呼び戻されたからだった。

爱德格前几天会从剑桥回伦敦,就是因为瘟疫的事而被绯月叫回去的。

ロンドンの東の地区、イーストエンドは、貧しい労働者や移民たちが多く暮らしているスラム街だ。そこで伝染性の病気が流行(はや)りつつあり、ロンドン市民に警戒感(けいかいかん)が広がっているということだった。

伦敦东区是贫穷的手工业者和移民生活的贫民区。听说在那里正在流行瘟疫,全伦敦的市民都正在恐慌着。

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