《伯爵与妖精》卷十第三章方舟和谜之妖精6
家を出てからどれくらい時間がたったのか、リディアにはわからない。長いようにも短いようにも感じられる。
莉迪亚不知道自己从家出来以后,过了多少时间。感觉好像很长,又好像很短。
ロタがごまかしてくれても、ケルピーはいずれ気づくだろう。リディアを連れ戻そうとするに決まっているが、妖精界でケルピーに追われれば、逃げ隠れは難しい。
格鲁比总归也会注意到萝塔的谎言吧。他肯定打算带回莉迪亚,如果在妖精界被格鲁比追赶的话,会很难躲开。
なるべく早く人間界に戻らねばと思うものの、ニコの様子からするに、まだまだ先は長そうだった。
虽然想尽快返回人类的世界,但从尼可的态度来看,前头的路还很长。
急に、ニコが立ち止まった。すぐ後ろを歩いていたリディアは、彼のしっぽを踏みそうになり、あわてて足を止めた。
尼可突然站住了,走在后面的莉迪亚差点踩住它的尾巴,她慌忙停下脚步。
「どうしたの?」
“怎么了?”
ケルピーなのかと身構える。ニコが見つめている、暗い森の奥にリディアも目を凝(こ)らす。
没看到格鲁比的身影。莉迪亚随着尼可的目光凝视着昏暗的森林深处。
「ケルピーよりまずいかも」
“比格鲁比更糟。”
ニコが二本足で立ったまま背中の毛を逆立(さかだ)てたとき、リディアもようやく、異様な気配(けはい)に気がついた。
莉迪亚总算注意到了尼可用两条腿站立,倒竖着背毛的异常举动。
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