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《伯爵与妖精》卷十第三章方舟和谜之妖精6

时间:2012-11-23 13:34:28  来源:可可日语  作者:ookami

赤い目をぎらぎらとさせた、黒い犬の群(むれ)に取り囲まれていた。

他们被闪着红色眼睛的黑狗群包围了。

「黒妖犬(こくようけん)……?」

“黑妖犬……?”

「ユリシスの手先だ」

“是尤利西斯的手下。”

ユリシスという名は、聞いたことがあった。たしか、エドガーが言っていた。プリンスの側近(そっきん)で妖精を操っている人物だ。

她听说过尤利西斯这个名字。爱德格好像说过,他是王子的亲信,能够操纵妖精的人物。

「ど、どうしてこんなところに?」

“呃…它们怎么会在这个地方?”

「あんたをねらってきたんだよ」

“是针对你来的哦。”

どうして自分がねらわれるのか、記憶(きおく)のないリディアにはまだぴんとこないが、木々のあいだからにじみ出す闇(やみ)のように、妖犬たちはじりじりと輪を縮めていた。

没有记忆的莉迪亚不知道为什么王子会突然盯上自己。黑妖犬们像从森林中渗出的黑暗一样,急速的缩小包围圈。

そんな犬の群の中から、青白い顔をした十歳くらいの少年が進み出た。人の姿をしているが、少年も黒妖犬に違いない。

从狗群中走出一个青白色脸的十岁少年。虽然有着人类的姿态,但这个少年肯定也是黑妖犬。

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