《伯爵与妖精》卷十二第一章招来幸福的白鹳6
入れかわりにメイドがひとり入ってきた。フェアリードクターへの新たな相談の手紙をデスクのわきに置く。
一名侍女走进来。把一封给妖精博士的新咨询信放在写字台上。
「ありがとう」
「谢谢。」
言いながら顔をあげたリディアは、その若いメイドが、先日エドガーの書斎(しょさい)にいた娘だと気がついた。
莉迪亚说着抬起头,是那个前几天在爱德格书房见到的年轻侍女。
うつむきがちに小さくお辞儀(じぎ)をする。元気がない様子なのは、エドガーの冷たい仕打ちに傷ついているからだろうか。
她没精打采地点头致意,是被爱德格的冷酷行为伤害了吗?
と、立ち去り際(ぎわ)、急にふらついた彼女はその場にうずくまるように倒れ込んだ。
正要走出去时,那个侍女忽然摇晃着晕倒在地上。
「ちょっとあなた!大丈夫?今誰か呼んで……」
「你不要紧吗?我去叫人……」
しかし、引き止めるように彼女はリディアの腕をつかんだ。
她挽留一样地抓住莉迪亚的手臂。
「平気です。すぐ治りますから……」
「我没事。马上就好了……」
メイド頭(がしら)に知られたらしかられるのだろうと察したリディアは、とりあえず彼女をここで休ませようと考えた。
如果被侍女总管知道了会被责备吧?莉迪亚想,还是让她在这里休息好了。
肩を貸して助け起こそうとしたとき、誰かが手を差しのべてくれた。メイドの少女をかかえあげたのは、レイヴンだった。
正打算扶起她的时候,不知是谁抢先伸出了手。扶起了侍女的是雷文。
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