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《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛2

时间:2013-03-14 13:29:07  来源:可可日语  作者:ookami

夢を見たのと同義でも、なかなかロマンティックだ。

和做白日梦差不多是一个意思,同样是很浪漫的事情。

けれどもフレデリックには、どうしても納得(なっとく)できないことがひとつだけある。あのとき、煙水晶の小さなかけらを拾ったらしく、彼は、ずいぶん経ってからそれを上着のポケットの底で見つけたのだ。

弗雷德里克无论如何也无法解释的事只有一件。那个时候他似乎拣了烟水晶的碎片,结果回去以后就在上衣的口袋底部发现了那个东西。

すべてが、幻(まぼろし)だったわけではないのだろうか。

难道他所经历的,不全部是幻觉吗?

まだ学生だったときだ。教授の研究のためとかり出され、辺鄙(へんび)な島へ同行し、地質の調査を手伝っていた。使いに出かけたままいなくなり、数時間も外をほっつき歩いていたものだから、どこで遊んでいたと先輩たちに責め立てられるし、不思議な話も下手(へた)くそな言い訳と取られただけだ。

当时他还只是个学生。与研究所的教授同行,到偏远地区的小岛协助地质调查。前辈们以为他数小时不见人影只是在外边不务正业地溜达,把他狠狠地训斥了一顿。那种不可思议的经历如果说出来只会被当作蹩脚的辩解吧。

短い滞在(たいざい)期間にやるべきことは無数にあって、一学生に自由な時間などない。

短暂的逗留期间有无数事情要忙,对一个学生来说自由的时间等于没有。

煙水晶のスタンディングストーンなど、目立ちすぎてとっくに泥棒(どろぼう)に持ち去られていると言う友人の話をもっともだと思い、あの場所が存在するのか確かめることもないまま、島をあとにした。

也许朋友说的对,就算有烟水晶的立石也老早就被偷光了吧。根本无法去确认那个地方的存在。

心に引っかかりを感じながらも、その後も大学生活に忙殺(ぼうさつ)され、煙水晶のことは記憶の片隅(かたすみ)に追いやられた。

他牵挂着这件事离开了小岛。此后的大学生活更加忙碌,这件事也渐渐被赶到了记忆的一隅。

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