《伯爵与妖精》卷十二第三章学者与妖精-世界尽头之岛2
(1)出会い
(1)邂逅
妖精、それはおとぎ話の中だけの存在だと、フレデリック·カールトンは思っていた。
妖精,对弗雷德里克·克鲁顿来说,是只存在于童话中的生物。
けれど、人は夢を見る。不思議なもの、美しいもの、恐ろしいもの、この世のものでない何かを空想せずにはいられない。
神奇的,梦幻般的,美丽的,丑陋的……完全是人们凭空想象的不被现实所需要的东西。
そういう意味ではフレデリックは、語り継がれるあらゆる不可思議に興味を持っていたし、妖精を見たという他人の話を一笑に付すような人物ではなかった。
虽然弗雷德里克对民间流传的所有匪夷所思的事情都有着相当的兴趣,并不会对“有人看见过妖精”这种说法简单地付之一笑。
しかし、自身がそういった、不可思議な領域(りょういき)に踏(ふ)み込むことになるとは、夢にも考えていなかったのだ。
但他却从未想到过自己有一天会亲身踏进这个不可思议的领域里。
とはいえ、彼にはあのときのできごとが、本当に妖精の仕業(しわざ)だったのか判然としない。あまりにもぼんやりした記憶しかなく、幻覚(げんかく)を見ただけなのではないかとも思える。
虽然在那个时候他真的认为自己遇到了妖精。但事后回忆起来,应该只是受了惊吓而产生的幻觉吧。
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